hokkaido-tips.com

北海道で家を探すなら、冬に内見したほうがいい理由

移住・暮らし 3分で読めます by ナギ

夏に決めた家で冬に困る、がよくあります。内見で見る場所と、聞くことを挙げました。

  • 夏の内見では、冬の問題がまったく見えない
  • 見るのは窓・暖房・駐車場・除雪の4つ
  • 不動産会社に聞けば答えてもらえることが多い

北海道へ移住するとき、多くの人が夏から秋に家を探します。気候がよく、動きやすい時期だからです。しかしこれが、冬の失敗につながります。

夏に見えないもの

夏の内見で分からないことを挙げます。

  • 部屋が暖まるか
  • 窓から冷気が入るか
  • 玄関前がどれだけ雪で埋まるか
  • 駐車場から道路までの除雪を誰がやるか
  • 暖房費がいくらかかるか

どれも暮らしの質に直結します。そして夏には一切見えません。

見る場所 1 — 窓

いちばん重要です。北海道の家は窓で決まると言っても大げさではありません。

  • 二重窓(内窓)か、ペアガラスか
  • サッシが樹脂か、アルミか
  • 窓の数と大きさ。多いほど暖房が逃げる

古い物件はアルミサッシの一枚ガラスのことがあります。この場合、窓際は外とほとんど変わらない寒さになり、結露も出ます。

見る場所 2 — 暖房の方式

方式によって、費用も使い勝手も変わります。

方式 特徴
灯油のストーブ・ボイラー 北海道で最も一般的。タンクへの補充が要る
ガス 補充不要。地域によって料金差が大きい
電気(蓄熱式など) 深夜電力の契約とセットのことが多い

灯油の場合、タンクの大きさと、誰が補充を頼むのかを確認してください。集合住宅では共用タンクのこともあります。

見る場所 3 — 駐車場

  • 屋根があるか
  • 道路から段差があるか
  • 車を出す向きに、除雪した雪を置く場所があるか

屋根の有無は、毎朝の作業量を決めます。無ければ出勤前に毎回雪下ろしです。冬の数か月、毎日です。

3つ目も効きます。除雪した雪はどこかに積む必要があり、置き場が無いと行き場を失います。

見る場所 4 — 除雪の分担

これは建物を見ても分かりません。聞くしかありません。

  • 敷地内の通路は、管理会社がやるのか住人がやるのか
  • 玄関前は誰の担当か
  • 屋根の雪下ろしが必要な建物か
  • 町内会で当番があるか

戸建てなら基本的に自分です。集合住宅は物件ごとに違います。「ここの除雪はどなたがされますか」と聞けば、たいてい答えてもらえます。

冬に内見できないときは

日程の都合で冬に来られないこともあります。その場合は、次の方法で補えます。

  • 前の入居者の冬の光熱費を聞く。答えられないこともあるが、聞く価値はある
  • 建築年と断熱の仕様を確認する
  • 地図アプリの航空写真で、冬に撮られたものがあれば見る
  • 周辺の建物の屋根の形を見る。雪を落とす設計かどうかの手がかりになる

内見で持っていくとよいもの

冬に内見できるなら、次を持っていくと分かることが増えます。

  • 温度計。窓際と部屋の中央で測ると、断熱の差が数字で出る
  • メジャー。窓の大きさと、家具の入る幅

窓際と中央で3度以上の差があれば、断熱は弱いと考えてよいです。

家賃だけで比べない

家賃が安くても、暖房費が月に数万円変わることがあります。家賃と光熱費を足した額で比べないと、判断を誤ります。

断熱のよい物件は家賃が高めですが、冬の数か月で差が縮まることがあります。4〜5か月暖房を使う土地なので、影響は小さくありません。

まとめ

北海道の家探しは、冬に見るのがいちばん確実です。夏の内見では、暮らしの大部分を占める冬の条件が見えません。

見るのは窓・暖房・駐車場、そして聞くのは除雪の分担。この4つを押さえるだけで、冬の後悔がかなり減ります。

AUTHOR

ナギ

帯広・十勝 · 移住と暮らし担当

2019年に十勝へ移住。家探し、灯油代、冬道の運転など、暮らして初めて分かったことを書きます。

このライターの記事 →