ジンギスカンの店の選び方。生ラムと味付けで別の料理
同じ名前でも中身が違います。どちらを選ぶかで満足度が変わります。

- 生ラム(タレは後付け)と味付けラムは別の料理
- 鍋の形も店によって違う
- においが服に残る。着る服を考えて行く
ジンギスカンは「羊肉を焼く料理」という以上に幅があります。店を選ぶ前に、2つの系統を知っておくと失敗しません。
生ラムと味付けラム
| 生ラム | 味付けラム | |
|---|---|---|
| 肉 | 味をつけずに焼く | タレに漬けてある |
| 食べ方 | 焼いてからタレにつける | そのまま焼く |
| 味の印象 | 肉の味が立つ | タレの味が主役 |
| よくある地域 | 札幌の専門店 | 滝川・岩見沢など |
羊肉が初めてなら、味付けラムのほうが入りやすいです。タレの甘辛さで羊の香りが和らぎます。逆に羊肉が好きなら、生ラムで肉質を味わうほうが満足できます。
鍋の形で焼き方が変わる
ジンギスカン鍋は中央が盛り上がったドーム型です。肉を上に置き、落ちた脂で野菜を煮る構造になっています。
店によっては平たい鉄板や網を使います。網焼きは脂が落ちるので、さっぱりします。ドーム鍋は野菜に脂が回るので、もたれやすい代わりに野菜がうまくなります。
肉の種類
メニューに羊肉の区分が書かれていることがあります。
- ラム — 生後1年未満。やわらかく香りが穏やか
- マトン — 成羊。香りが強く、肉の味が濃い
羊肉が苦手という人の多くは、マトンの香りを指しています。ラムを選べば印象が変わる可能性があります。
においのこと
これは正直に書きます。ジンギスカンのにおいは服に残ります。煙の出る店では、上着まで煙たくなります。
- 翌日も着る上着は持って行かない
- 店にビニール袋があれば上着を入れる
- 帰ってすぐ風に当てれば1日でだいぶ抜ける
この後に人と会う予定があるなら、別の日に回したほうがいいです。
注文の組み方
1人前は100〜150g程度のことが多いです。思っているより少なく感じます。
最初に1人1皿、野菜を1皿。足りなければ追加するという進め方が無駄がありません。ジンギスカンは焼きながら食べるので、最初に大量に頼むと冷めます。
予約について
札幌の有名店は、金曜・土曜の夜に行列ができます。予約を受ける店なら入れておくほうが確実です。
予約を受けない店もあります。その場合は開店直後か、20時以降を狙うと待ち時間が短くなります。
野菜とシメ
一緒に焼く野菜は、もやし・玉ねぎ・かぼちゃが定番です。店によってはピーマンやナスも出ます。
玉ねぎは焼けるのに時間がかかるので、肉より先に鍋に乗せます。もやしは最後。すぐ火が通るので、焼きすぎると水が出ます。
シメにうどんやご飯を頼める店もあります。鍋に残った脂とタレで焼きうどんにすると、味が濃く残ります。
飲み物の合わせ方
羊肉は脂が強いので、炭酸や酸のある飲み物が合います。ビールが定番ですが、ノンアルコールならソーダ割りや烏龍茶でも後味が切れます。
北海道の地元ビールを置く店もあります。ジンギスカン専門店はビールの種類が多い傾向があるので、メニューを見てみてください。
家で食べる場合
北海道のスーパーでは、味付けラムが一年中パックで売られています。旅行者でも宿に調理設備があれば試せます。
ただし、においは部屋に残ります。宿泊施設で焼くのは、換気ができる環境かどうかを確認してからにしてください。ホテルの部屋では避けるべきです。
土産として持ち帰る場合は、冷凍のものを保冷して運ぶ形になります。タレ付きの冷凍パックが空港の売店にもあり、こちらのほうが確実です。
価格の感覚
専門店で1人前を頼み、野菜と飲み物を付けると、1人あたり2,000〜3,500円が目安です。食べ放題の店なら定額で収まります。
観光地の有名店は高めになります。味付けラムを出す郊外の店や、地元向けの店は安く、量も多い傾向があります。