北海道の冬服は何にいくらかかるか。移住1年目の買い物
道外の冬服では足りません。何を買い足すかを順番に書きます。

- 最優先は靴。次にアウター
- 室内は暖かいので、着込む発想は逆効果
- 買い急がず、11月のセールまで待てるものもある
移住して最初の冬、服で困る人が多いです。道外の冬服をそのまま持ってきても、足りない部分がはっきりあります。
優先順位は靴から
買う順番を間違えないでください。最初に買うべきは冬靴です。
理由は、転ぶからです。凍った路面は、普通のスニーカーやビジネスシューズでは滑ります。転んで手をつけば手首を痛めますし、後頭部を打つ事故も実際に起きています。
冬靴に必要な条件は3つです。
- 滑りにくい靴底 — 氷に対応した素材のもの
- 防水 — 融雪剤を含んだ水が染みてくる
- くるぶしが隠れる高さ — 雪が入らない
アウターの考え方
次がアウターです。ここで多くの人が迷います。
結論から書くと、極端に厚いものは要りません。北海道の建物の中は暖かく、電車やバスも暖房が効いています。分厚いダウンを着ていると、屋内で汗をかいて、外に出た瞬間に冷えます。
現実的なのは、
- 膝が隠れる程度の丈 — 腰から下が冷えない
- フードがある — 傘をささない日が多い
- 脱ぎ着しやすい — 屋内で脱ぐ前提
という条件です。重さより、風を通さないことのほうが効きます。
見落とされがちなもの
アウターと靴を買って安心する人が多いですが、実際に効くのは小物です。
| もの | なぜ必要か |
|---|---|
| 手袋 | 手すり・車のドアに素手で触ると痛い |
| ニット帽 | 耳が外気で痛くなる。傘より実用的 |
| ネックウォーマー | マフラーより風が入らない |
| 厚手の靴下 | 靴の中の冷えは靴下で変わる |
合計しても、アウター1枚より安く済みます。体感の改善はこちらのほうが大きいです。
買わなくてもよかったもの
逆に、必要だと思って買ったが使わなかったという声が多いものもあります。
- 極寒地用の重装備 — 日常では暑すぎる
- スノーパンツ — 雪遊びやスキーをしないなら不要
- 大量の重ね着用インナー — 室内で脱げないので苦しい
いずれも「外にいる時間が長い人」には有効です。通勤と買い物が中心なら使いません。
いつ買うか
冬物は10月から店に並びます。ただし、本格的に必要になるのは12月以降です。
靴だけは初雪の前に用意してください。初雪の後に売り場が混み、サイズが欠けます。アウターと小物は11月のセールを待っても間に合います。
1年目は無理に全部そろえず、実際に寒いと感じた部分を買い足すのが結局むだになりません。
室内で着るもの
意外に悩むのが室内着です。北海道の住宅は暖房が効いているので、道外の冬の室内より暖かいことがあります。
厚手のルームウェアを持ってきても、暑くて着られないという話をよく聞きます。1枚で過ごせる薄手のものを用意して、寒ければ足すほうが現実的です。
ただし、床は冷えます。スリッパかルームシューズはあったほうがいいです。
仕事に行く服装
通勤がある場合、スーツやきれいめの服の上に何を着るかという問題が出ます。
- コートは丈の長いものが有利 — 座ったときに腰が冷えない
- 革靴は雪に弱い — 滑りにくい冬用の革靴がある
- 職場で履き替える人も多い — 通勤は冬靴、職場は革靴
履き替えは手間ですが、多くの人が実際にやっている方法です。靴を職場に置いておけば持ち運ぶ必要もありません。
子どもの服
子どもがいる場合は、親の服以上に出費がかさみます。成長して毎年買い替えるためです。
地元では、学校や地域のお下がりが回ることがあります。移住して間もない時期は情報が入りにくいので、地域のリサイクルショップや譲渡の掲示を見てみると費用が抑えられます。
1年目の予算の目安
大人1人が最低限そろえる場合の目安です。
| もの | おおよその予算 |
|---|---|
| 冬靴 | 1万円前後。ここは削らない |
| アウター | 1〜3万円。手持ちで足りることもある |
| 手袋・帽子・ネックウォーマー | 合わせて5千円前後 |
| 厚手の靴下 | 数足で2千円前後 |
合計で2〜5万円の幅になります。手持ちのアウターが使えるかどうかでいちばん変わるので、まず持っている服で1回外を歩いてみて、足りない部分を見極めるのがいいです。