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秋サケといくら。9月から出回るものと、値段の見方

グルメ 3分で読めます by カイ

サケは秋に遡上します。産地と加工の違いを整理します。

  • 秋サケは9〜11月。産卵のため沿岸に寄る
  • いくらは秋サケの卵。この時期が最も安い
  • 「鮭」と「サーモン」は別の魚のことがある

北海道の秋は、サケの季節です。9月から11月にかけて、沿岸でサケ漁が行われます。

秋サケとは

産卵のために川へ戻ってくるシロザケのことです。沿岸で獲れるため、鮮度が高い状態で市場に出ます。

この時期のサケは、身の脂が産卵に使われるため、他の時期より脂が少ない傾向があります。その代わり、卵(いくら)と白子が充実します。

脂の乗った刺身を求めるなら、春から初夏の「時知らず(トキシラズ)」のほうが向きます。

サケの呼び分け

呼び名 中身
秋サケ・秋味 秋に沿岸で獲れるシロザケ
時知らず 春〜初夏のシロザケ。脂が多い
鮭児(けいじ) 若い個体。極めて少なく高価
紅鮭 別の種。輸入が多い
サーモン(生食用) 多くは養殖のトラウトサーモンやアトランティックサーモン

この区別は値段に直結します。「サーモン」と書かれた刺身は、北海道の秋サケではないことが多いです。

天然のシロザケは、生では寄生虫の懸念があるため、加熱か冷凍処理をしてから食べます。市場の刺身は処理済みのものです。

いくらの買い方

秋サケの卵です。この時期がもっとも出回り、値段も下がります。

売り場には2つの形があります。

  • いくら(ばらこ) — 粒に分けて味付けしたもの
  • すじこ — 膜に包まれたまま塩漬けしたもの

すじこのほうが安いことが多いです。自分でほぐして醤油漬けにすると、好みの味に作れます。ほぐすのは手間ですが、ぬるい塩水の中で指で押すと外れます。

味付けの違い

種類 特徴
醤油漬け 醤油と酒。味が濃い。日持ちする
塩いくら 塩だけ。卵の味が立つ

北海道では塩いくらを好む人もいます。卵そのものの味が分かるのは塩のほうです。

買うときは試食できる店を選ぶと失敗しません。市場では出してくれることがあります。

値段の見方

いくらは重量で売られます。100gいくらという表示が多いです。

安いものには理由があります。

  • 粒が小さい(卵が未成熟)
  • 皮が硬い(成熟しすぎ)
  • 味付けが濃く、量をごまかしている

粒の大きさと、粒がつぶれていないかを見てください。つぶれているものは鮮度か扱いに問題があります。

持ち帰りと保存

いくらは冷凍できます。小分けにして凍らせれば数か月もちます。

  1. 小分けにする(1食分ずつ)
  2. 空気を抜いて密閉する
  3. 冷凍する
  4. 食べる分だけ冷蔵庫で解凍する

常温で持ち回るのは避けてください。保冷か発送が前提です。

秋サケの食べ方

脂が少ないので、調理法を選ぶと活きます。

  • 石狩鍋 — 味噌仕立て。アラから出汁が出る
  • ちゃんちゃん焼き — 鉄板で味噌を塗って焼く
  • 三平汁 — 塩漬けの身と根菜
  • 焼き・ホイル焼き — 家庭向け

ちゃんちゃん焼きは、もともと漁師の料理です。野菜と一緒に蒸し焼きにするので、脂の少ないサケに向きます。

どこで買うか

場所 向くもの
観光市場 いくら。試食できる。発送も頼める
漁協の直売所 生の秋サケ。安い。産地限定
スーパー すじこ・切り身。地元価格
道の駅 加工品。日持ちする

意外にいいのがスーパーです。9月から10月はすじこが山積みになり、観光価格ではない値段で買えます。

加工品という選択

生のものを持ち帰れない場合、加工品があります。

  • 鮭とば — 乾燥させた珍味。常温で持てる
  • スモークサーモン — 冷蔵
  • 鮭の飯寿司(いずし) — 発酵食品。冬の保存食
  • 鮭節・茶漬けの素

鮭とばは土産として扱いやすく、常温で持ち帰れます。硬いので、少しずつ噛む食べ物です。

AUTHOR

カイ

釧路・道東 · 交通とアクセス担当

道東を車で回って8年。バスと鉄道とレンタカーの現実的な使い分けを調べています。

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