hokkaido-tips.com

北海道の夏は涼しいのか。エアコンのない家で過ごす

移住・暮らし 3分で読めます by ユキ

以前の常識が変わりつつあります。実際の暑さと対策を書きます。

  • 30度を超える日がある。期間は短い
  • エアコンのない住宅が多い。後付けが増えている
  • 湿度は本州より低い。風が通れば過ごせる

「北海道の夏は涼しい」は、おおむね正しいですが例外があります。暑い日は暑いという前提で備えたほうがいいです。

実際の気温

時期 札幌の目安
6月 最高22〜25度。過ごしやすい
7月 最高25〜28度。30度の日がある
8月上旬 最高26〜30度。もっとも暑い
8月下旬 最高24〜27度。下がり始める
9月 最高20〜25度

暑いのは7月下旬から8月中旬の3週間ほどです。この期間を越えれば涼しくなります。

内陸の旭川や帯広は、札幌より気温が上がります。35度近くになる日があります。

本州と違う点

気温の数字は本州の都市と近づいていますが、体感は違います。

  • 湿度が低い — 同じ30度でも汗が引きやすい
  • 朝晩が下がる — 夜は20度前後まで落ちる
  • 熱帯夜が少ない — 夜に窓を開けると涼しい

この「夜に気温が下がる」が大きいです。夜間に室温を下げられるので、エアコンがなくても眠れます。

エアコンの有無

北海道の住宅には、エアコンが付いていないものが多くあります。

理由は単純で、必要な期間が短かったためです。暖房設備は充実していますが、冷房は想定されていませんでした。

近年は変わりつつあります。

  • 新築や改修で付けるようになった
  • 賃貸でもエアコン付きの物件が増えた
  • 後付けで設置する家庭が増えた

内見のときにエアコンの有無を確認する価値があります。付けたい場合は、取り付け可能かどうか(室外機の置き場所、配管の穴)も見てください。

エアコンなしで過ごす方法

実際に多くの家がこうしています。

  1. 朝のうちに窓を開けて空気を入れ替える
  2. 日が高くなったら窓を閉め、カーテンを引く
  3. 夕方に再び窓を開ける
  4. 扇風機かサーキュレーターで風を回す

要領は、外が涼しいときに空気を入れ、暑いときは締め切ることです。逆にすると室温が上がります。

北海道の住宅は断熱が効いているので、一度冷えた空気が逃げにくいという利点があります。これは冷房にも効きます。

窓の対策

日射を遮るのがいちばん効きます。

  • 遮光カーテン・ブラインド
  • すだれ・よしず(外側に付けると効果が高い)
  • 窓に貼る遮熱フィルム

外側で遮るほうが効きます。窓ガラスが熱くなる前に日射を止められるためです。

扇風機の使い方

扇風機は、置き方で効果が変わります。

  • 窓の外に向ける — 室内の暖気を外に出す
  • 2台で入口と出口を作る — 空気が流れる
  • 天井に向ける — 上にたまった暖気を回す

北海道の住宅は気密が高く、自然には空気が流れにくいことがあります。窓を2か所開けて流れを作るのが要領です。

エアコンを付ける場合

後付けするときの注意点です。

  1. 夏の前(5〜6月)に手配する。7月は業者が混む
  2. 暖房も兼ねられる機種があるが、寒冷地向けの性能が必要
  3. 室外機を雪から守る置き方を考える
  4. 賃貸なら大家の許可を取る

寒冷地では、冬の暖房としてエアコンを使うには寒冷地仕様が必要です。一般の機種は外気が低いと効率が落ちます。

夏の寝具

夜は涼しいので、本州のような夏用寝具だけでは寒い日があります。

  • 薄手の掛け布団を1枚残しておく
  • 夜中に冷えて目が覚めることがある
  • 窓を開けて寝ると、朝に冷える

「夏なのに掛け布団」は北海道では普通です。タオルケット1枚では足りない夜があります。

体調のこと

涼しい土地でも熱中症は起きます。むしろ注意が必要な面があります。

  • 暑さに慣れていないため、体が対応しにくい
  • エアコンがない住宅で室温が上がる
  • 「北海道だから大丈夫」と油断する

30度を超える日は、水分を取り、涼しい場所に移動してください。公共施設や商業施設は冷房が入っています。

AUTHOR

ユキ

札幌 · グルメ担当

札幌在住12年。市場と食堂と立ち飲みを回っています。観光地より、地元の人が並んでいる店を先に調べる派。

このライターの記事 →