北海道で在宅の仕事をする。回線・停電・冬の事情
地域によって回線が違います。確認することを並べます。

- 郊外では光回線が来ていない地域がある
- 冬の停電に備える。暖房が電気依存だと危険
- 冬は外出が減るので、在宅の仕事と相性がいい
北海道へ移住して在宅で仕事をする人が増えています。確認しておくべき点があります。
インターネット回線
いちばん重要です。地域によって選べる回線が違います。
| 地域 | 回線の状況 |
|---|---|
| 札幌・旭川などの市街 | 複数の光回線が選べる |
| 地方都市の市街 | 光回線がある。選択肢は少ない |
| 郊外・町村部 | 来ていない場所がある |
| 山間部・離島 | 限られる |
郊外の物件を借りる場合、契約前に回線を確認してください。入居してから「光が来ていない」と分かると困ります。
確認方法は、回線事業者のサイトで住所を入力して提供エリアを調べることです。不明なら事業者に直接聞けます。
光がない場合の代替
- ケーブルテレビの回線 — 地域の事業者がある
- モバイル回線(固定代わり) — 電波の強さ次第
- 衛星インターネット — 選択肢として存在する
モバイル回線で仕事をする場合、ビデオ会議が成立するかを試す必要があります。上りの速度が足りないことがあります。
物件の内見のとき、その場でスマホの速度を測ると参考になります。
停電への備え
冬の停電は、本州より重い問題になります。
理由は暖房です。
- 電気暖房 — 停電すると暖房が止まる
- 灯油のFFストーブ — 送風に電気を使うため止まる
- ガスの暖房 — 制御に電気を使う機種がある
つまり、多くの暖房は停電すると使えません。−10度の夜に暖房が止まると、命に関わります。
停電時の備え
- 電気を使わない暖房器具 — カセットガスのストーブ、反射式の石油ストーブ
- カセットガスのコンロ — 調理と湯沸かし
- モバイルバッテリー — 複数
- 懐中電灯 — ろうそくは火災の危険がある
- 毛布・寝袋
- 水
電気を使わない石油ストーブを1台持っておくのは、北海道では現実的な備えです。停電時の暖房と調理の両方に使えます。
ただし、換気が必要です。使い方を理解してから置いてください。
仕事道具の備え
在宅で仕事をするなら、停電で仕事が止まります。
- ノートパソコンのバッテリー
- モバイルバッテリー(大容量)
- スマホのテザリング(回線が生きていれば使える)
- ポータブル電源(あると数時間しのげる)
停電時でも携帯の基地局はしばらく動くことがあります。テザリングで最低限の連絡は取れる可能性があります。
取引先に状況を伝えられる手段を確保しておいてください。
冬と在宅勤務の相性
いい面もあります。
- 通勤がない — 除雪と路面凍結の影響を受けない
- 吹雪の日も仕事ができる
- 暖房の効いた部屋にいられる
北海道の冬の通勤は負担が大きいです。在宅で働けるなら、その負担がなくなります。これは移住の動機として大きいです。
一方で、冬は外に出なくなります。運動不足と、人と会わないことによる影響があります。意識して外に出る時間を作る人が多いです。
光熱費への影響
在宅で働くと、日中も暖房を使います。
家族が全員外に出ている家庭と比べると、暖房費が上がります。北海道では、この差が大きく出ます。
- 働く部屋だけ暖める
- 断熱の効いた部屋を仕事場にする
- 窓際を避けて机を置く
家全体を暖めると費用が上がります。1部屋に絞るのが現実的です。ただし使わない部屋の水道凍結には注意してください。
仕事場所の選択
自宅以外で働く場所もあります。
- コワーキングスペース — 市街にある
- 図書館 — 作業できる席がある施設も
- カフェ — 電源とWi-Fiがある店
- 自治体の施設 — 移住者向けに開放している例がある
地方都市でも、コワーキングスペースができている場所があります。移住支援の一環として運営されている施設もあります。
時差の問題はない
北海道は日本標準時です。本州の取引先と時差はありません。
ただし、日の出と日没の時刻が違います。冬は16時に暗くなるので、体感的に夕方が早く来ます。
これに慣れるまで、生活リズムが乱れる人がいます。朝に光を浴びるようにすると調子が保ちやすいです。