五稜郭は上から見る。星形が分かるのは展望塔から
地上を歩いても形は分かりません。見る順番を書きます。

- 星形は展望塔から見下ろさないと分からない
- 桜の名所。5月上旬が見ごろ
- 復元された奉行所が中に建っている
五稜郭は星形の城郭です。ただし地上を歩いているだけでは形が分かりません。見る順番に工夫が必要です。
まず展望塔に上がる
隣に展望塔が建っています。ここから見下ろすと、星形の全体が見えます。
- 高さがあり、堀と土塁の形がはっきり分かる
- 有料
- 所要は30分程度
- 函館山や市街も見える
先に上がって形を把握し、それから中を歩くと、自分がどこにいるか分かります。逆の順番だと、ただの公園を歩いているだけになります。
なぜ星形なのか
幕末に築かれた洋式の城郭です。西洋の要塞の設計を取り入れたものです。
星形(稜堡式)には理由があります。
- 出っ張った角から、壁に沿って横から撃てる
- 死角が減る
- 大砲の時代に合わせた低く広い構造
日本の城のような高い石垣と天守ではなく、低い土塁と広い堀でできています。これは大砲に耐えるための形です。
箱館奉行所
郭内に、復元された建物があります。かつての箱館奉行所です。
- 木造で復元されている
- 中に入れる(有料)
- 復元の過程や、建築の技法の展示がある
明治期に解体されたものを、資料にもとづいて復元したものです。建物そのものより、どう復元したかの展示が読みごたえがあります。
桜の時期
五稜郭は北海道でも知られた桜の名所です。
| 時期 | 状態 |
|---|---|
| 4月下旬 | 咲き始める年がある |
| 5月上旬 | 見ごろ |
| 5月中旬 | 散り始める |
堀に沿って桜が植えられているため、展望塔から見ると星形がピンクに縁取られます。これがこの場所の特徴的な景色です。
見ごろの時期は混みます。駐車場も埋まるので、午前に行くか公共交通を使ってください。
季節ごとの様子
- 春(5月) — 桜。もっとも混む
- 夏 — 緑。堀に蓮が咲く
- 秋(10月下旬〜) — 紅葉
- 冬 — 雪。夜にライトアップされる期間がある
冬のライトアップは、堀の形に沿って光が並びます。展望塔から見ると、星形が光で描かれます。
所要時間
| 回り方 | 所要 |
|---|---|
| 展望塔のみ | 30分 |
| 展望塔+郭内を歩く | 1時間半 |
| 奉行所も見る | 2時間 |
| 桜の時期にゆっくり | 2〜3時間 |
時間がなければ展望塔だけでも成立します。形を見るのが目的なら、それで足ります。
行き方
- 函館駅から市電で「五稜郭公園前」まで。そこから徒歩15分前後
- 函館駅から路線バスで公園の近くまで
- 車なら函館駅から15分前後。有料駐車場がある
- 湯の川温泉から車・バスで15分前後
市電の停留所から意外に歩きます。「五稜郭公園前」で降りてすぐ公園、ではありません。バスのほうが近くまで行きます。
周辺
公園の周辺は函館の商業地です。
- 商業施設と飲食店がある
- 土産店もある
- 函館の市街としては元町より生活感がある
元町やベイエリアが観光向けの地区であるのに対し、五稜郭の周辺は地元の人が使う街です。食事の選択肢は多くあります。
函館観光での位置づけ
1日の組み方に入れるなら、こうなります。
- 朝 — 朝市
- 午前 — 元町の坂と教会
- 昼 — ベイエリアで食事
- 午後 — 五稜郭
- 夕方 — 函館山の夜景
元町とベイエリアは港の近く、五稜郭は内陸です。方向が違うので、まとめて午後に回すと移動が少なくなります。
持ち物と服装
- 歩きやすい靴 — 郭内は土と砂利
- 羽織るもの — 展望塔の上と、5月の風
- 日差し対策 — 郭内は日陰が少ない
5月上旬の函館は、最高15度前後です。桜の時期でも上着が必要です。堀のそばは風が通ります。