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秋の山の恵み。きのこと山菜と、採ってはいけないもの

季節・イベント 3分で読めます by ハル

採取には規則と危険があります。知っておくことを書きます。

  • 私有地と国有林では許可なく採取できない
  • 毒きのことの誤認で毎年中毒が起きる
  • 秋はヒグマが活発。山に入るなら対策が必要

秋の北海道では、きのこや山の幸が出回ります。自分で採る場合には、規則と危険があります。

どこで採れるのか

まず土地の話です。勝手に入って採ることはできません。

場所 採取の可否
私有地・牧草地 所有者の許可が必要
国有林 許可が必要。無断採取は違法
道有林・市町村の林 管理者の規則に従う
国立公園の特別保護地区 採取禁止
許可された入林地 可。手続きが必要なことがある

「山だから自由」ではありません。土地には所有者と管理者がいます。

自治体や森林管理署が、採取を認める区域と期間を定めている場合があります。入る前に確認してください。

毒きのこの問題

毎年、誤認による食中毒が起きています。

  • 食べられるものと毒のあるものが見た目で似ている
  • 図鑑の写真だけでは判別できないことがある
  • 加熱しても毒が消えないものがある
  • 少量で重い症状が出るものがある

原則は単純です。確実に分からないものは食べない。

「食べられるきのこに似ている」は理由になりません。判別には経験が必要で、慣れた人でも間違えることがあります。

安全な選択

自分で採らずに手に入れる方法があります。

  • 直売所・道の駅 — 地元の人が採ったもの。確認されている
  • スーパー — 栽培物と一部の天然物
  • 農協の直売

秋の直売所には、天然のきのこが並ぶことがあります。ラクヨウ(ハナイグチ)やボリボリ(ナラタケ)が道内でよく食べられる種類です。

買うのがいちばん安全で、手間もかかりません。

道内でよく食べられるきのこ

  • ラクヨウ — カラマツ林に出る。味噌汁や煮物。ぬめりがある
  • ボリボリ — 株で出る。汁物。食べすぎると腹に来る人がいる
  • タモギタケ — 黄色い。栽培もされている
  • マイタケ・シイタケ — 主に栽培物

ラクヨウは、カラマツの植林地に出るため、北海道では身近なきのこです。ぬめりがあり、汁物に入れると食感が出ます。

ヒグマの問題

これが最大の危険です。

秋はヒグマが冬眠前に食べ物を集める時期で、活動がもっとも活発になります。

  • 山菜やきのこを探す場所は、熊の採食地と重なる
  • 下を見ながら歩くので、熊に気づきにくい
  • 藪の中では視界がない
  • 実際に、きのこ採りの人が襲われる事例が起きている

山に入るなら、最低限これを守ってください。

  1. ひとりで入らない
  2. 熊鈴やラジオで音を出す
  3. 朝夕を避ける
  4. 熊の出没情報を確認する
  5. 藪の中に入らない
  6. 食べ物や生ごみを残さない

自治体は熊の出没情報を公開しています。出た場所に行かないのがもっとも確実な対策です。

秋の山菜

春より種類は少ないですが、あります。

  • ギンナン
  • クルミ
  • 山ぶどう
  • コクワ(サルナシ)

山ぶどうとコクワは、熊の食べ物でもあります。これらがある場所は熊が来る場所だと考えてください。

食べる前の注意

採ったものでも、買ったものでも共通です。

  • よく加熱する — 生食できないものが多い
  • 初めてのものは少量から — 体質で合わないことがある
  • アルコールと一緒に食べない — 特定のきのこで症状が出る
  • 古いものは食べない — きのこは傷みが早い

ボリボリ(ナラタケ)は、人によって消化できず腹をくだすことがあります。初めてなら少量で試してください。

症状が出たら

食べた後に吐き気、腹痛、めまいが出た場合です。

  1. すぐ医療機関へ
  2. 食べたものを持って行く — 種類の特定に使える
  3. 自分で吐かせる判断はしない

種類が分かると治療が早くなります。残りを捨てないでください。

AUTHOR

ハル

函館・道南 · 観光スポット担当

函館生まれ。坂と港と朝市を毎週歩いています。混む時間と空く時間の話が得意です。

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