無料・格安で入れる温泉。設備と条件を理解して行く
タダで入れる湯がありますが、条件があります。整理します。

- 無料の露天・足湯が道内各地にある
- 脱衣所も仕切りもない場所がある
- 管理されていない湯は危険。入る前に確認する
北海道には無料または数百円で入れる温泉があります。ただし設備の条件が施設によって大きく違います。
3つの種類に分かれる
| 種類 | 設備 | 料金 |
|---|---|---|
| 公共の日帰り施設 | 脱衣所・シャワー・休憩所 | 数百円 |
| 無料の露天(管理あり) | 簡易な脱衣所がある場合も | 無料〜寸志 |
| 野湯(管理なし) | 何もない | 無料 |
観光で行くなら、公共の日帰り施設がいちばん無理がありません。数百円で、設備がそろっています。
公共の日帰り施設
市町村が運営する温泉施設が、道内各地にあります。
- 料金は数百円
- シャンプーとボディソープがある施設もある
- タオルは別料金か持参
- 定休日がある(週1で休むことが多い)
- 地元の人が通う場所
観光向けではないので、派手さはありません。その代わり、湯そのものは本物で、安く入れます。
道の駅に併設されている施設もあります。移動の途中に寄れて便利です。
無料の露天風呂
自治体や地元の有志が管理している露天風呂があります。
条件を理解しておく必要があります。
- 脱衣所がない、または簡易なもの
- 男女の仕切りがない(混浴)場所がある
- シャワーがない
- 温度調整ができない(熱い、またはぬるい)
- 清掃が週に数回
代表的な例として、十勝岳の吹上温泉があります。無料で入れますが、脱衣所も仕切りもありません。
行く前に、どういう設備なのかを調べてください。着いてから驚くと困ります。
水着やタオルの扱い
仕切りのない露天では、判断が必要です。
- 水着の着用を認めている場所と、認めていない場所がある
- タオルを巻いて入る人がいる
- 地元の慣習に従うのが基本
厳密には、温泉にタオルや水着を入れるのは衛生上よくありません。ただし現実には、こうした場所では巻いて入る人が多くいます。
現地の表示があればそれに従ってください。
野湯について
管理されていない、自然に湧いている湯があります。
これは勧められません。理由があります。
- 温度が制御されていない — 熱湯の場所がある
- 衛生が保証されない — 細菌の問題
- 硫化水素のたまり場がある — 窪地は危険
- 足場が悪い — 転落や火傷
- 熊の生息域にある
- 何かあっても自己責任
硫化水素は実際に死亡事故の原因になっています。風がたまる窪地では、ガスが濃くなります。
観光で来る人が立ち入るべき場所ではありません。
足湯
いちばん手軽な選択です。道内の温泉地に無料の足湯があります。
- 服を脱がない
- 無料
- 短時間で済む
- タオルを持って行く — 売っていないことが多い
足湯だけでも体が温まります。冬の観光の合間に寄ると効きます。
温泉地に複数ある場合は、歩きながら順に寄るという使い方ができます。
無料の湯がある場所の例
地域ごとに点在しています。
- 十勝岳・吹上温泉 — 無料の露天。仕切りなし
- 屈斜路湖の砂湯 — 砂を掘ると湯が湧く
- 和琴半島 — 湖畔の露天
- 各温泉地の足湯 — 登別、洞爺、定山渓、湯の川など
屈斜路湖の砂湯は、自分で砂を掘って足湯を作る場所です。スコップがあると楽です。
持ち物
- タオル — 必須。売っていない
- 着替え — 下着も
- ビニール袋 — 濡れたものを入れる
- サンダル — 足元が悪い場所
- 小銭 — 寸志を入れる箱がある場所
公共施設でも、石けんがないことがあります。気になるなら小分けのものを持って行ってください。
寸志について
無料の露天には、管理のための寸志を入れる箱が置かれていることがあります。
清掃と維持は誰かがやっています。箱があれば入れてください。これがないと維持できなくなります。
選び方のまとめ
- 設備を気にするなら — 公共の日帰り施設。数百円
- 足だけでいいなら — 足湯。無料
- 条件を承知しているなら — 無料の露天
- 野湯 — 入らない
安さを求めるより、数百円の公共施設が実用的です。安く、清潔で、定休日以外は確実に入れます。