道南の温泉。知名度は低いが泉質がよい湯
有名な温泉地の陰にある湯を取り上げます。

- 道南には歴史の古い温泉が点在する
- 湯の川や登別より静かで、料金も抑えめ
- 函館からの移動で寄れる場所が多い
北海道の温泉として名が挙がるのは登別、洞爺、湯の川です。一方、道南には知られていない温泉が点在しています。
道南の温泉の特徴
- 歴史が古い — 本州との往来が早かった地域
- 規模が小さい — 宿が数軒の温泉地が多い
- 静か — 団体客が少ない
- 料金が抑えめ
- 公共の日帰り施設が多い
観光地としての整備は進んでいませんが、湯そのものを目的にするなら選択肢になります。
どういう場所にあるか
道南の温泉は、地形に沿って分布しています。
| 地域 | 傾向 |
|---|---|
| 函館周辺 | 湯の川。市街にある |
| 大沼・七飯 | 湖と駒ヶ岳の周辺 |
| 松前・福島・知内方面 | 津軽海峡沿い。古い湯がある |
| 八雲・長万部方面 | 噴火湾沿い |
| 日本海側(江差・乙部など) | 海沿い。夕日が見える |
いずれも函館から車で1〜2時間の範囲にあります。
泉質の傾向
道南は火山と堆積層の両方があるため、泉質に幅があります。
- 塩化物泉 — 海沿いに多い。湯冷めしにくい
- 単純温泉 — 刺激が弱い
- 硫酸塩泉
- 炭酸水素塩泉 — 肌がつるつるする
海沿いの湯は塩分を含むものが多く、冬に体が温まります。
日本海側の湯
江差や乙部の方面には、海に面した温泉があります。
- 日本海に沈む夕日が見える
- 冬は荒れた海が見える
- 宿の数は少ない
- 公共の施設がある
夕日を見ながら入れる露天風呂がある施設があります。日本海側の特徴です。
この方面は観光客が少なく、静かです。
知内・福島方面
津軽海峡に面した地域です。
- 古くからの湯がある
- 公共の宿や日帰り施設
- 北海道新幹線が通る地域
- 海産物(ニラ、カキ、ホタテなど)
北海道新幹線の木古内駅から車で向かえる範囲です。本州から新幹線で来る旅程に組み込めます。
噴火湾沿い
八雲、長万部の方面です。
- 海と駒ヶ岳が見える
- 温泉が点在
- 国道沿いで通りやすい
- ホタテと毛ガニ
函館から札幌へ移動する経路上です。通り道に寄れるのが利点です。
探し方
有名でない温泉を探す方法です。
- 自治体の観光サイト — 公共の施設が載っている
- 道の駅 — 併設の温泉がある。情報も得られる
- 予約サイトで地域を絞る — 「道南」「江差」などで検索
- 現地の観光案内所で聞く
予約サイトに出ていない施設もあります。自治体のサイトのほうが網羅的なことがあります。
注意点
- 定休日がある — 公共施設は週1で休む
- 冬期休業する施設がある
- 食事の提供がない — 日帰り施設は特に
- 公共交通で行きにくい — 車が前提
- 設備が簡素な場合がある
観光向けに整備されていないので、行く前に営業日と設備を確認してください。
旅程への組み込み方
函館を拠点にすると組みやすいです。
- 半日 — 大沼・七飯方面の温泉
- 1日 — 松前方面(桜の時期なら特に)
- 移動の途中 — 八雲・長万部。札幌方面へ向かう日
- 日本海側 — 江差。1日かける
函館の市街に泊まって、日帰りで周辺の温泉に行くという使い方ができます。湯の川に泊まるより選択肢が広がります。
道南を選ぶ理由
有名な温泉地と比べたときの利点です。
- 静か。団体客がいない
- 料金が抑えめ
- 予約が取りやすい
- 函館観光と組み合わせられる
- 本州から新幹線で来やすい
逆に、設備や食事の豪華さを求めるなら、登別や洞爺の大型宿のほうが向きます。何を求めるかで選んでください。