利尻と礼文。2つの島の違いと、回る順番
性格が違う島です。どちらに何日かけるかを書きます。

- 利尻は山。礼文は花と海岸
- フェリーは海が荒れると欠航する
- 夏(6〜8月)が本番。冬は便が減る
稚内の沖に利尻島と礼文島があります。隣り合っていますが、見るものが違います。
2つの島の違い
| 利尻島 | 礼文島 | |
|---|---|---|
| 地形 | 円錐形の山が中心 | 細長く、起伏がある |
| 見るもの | 利尻山、湖、海岸線 | 高山植物、海岸、トレイル |
| 回り方 | 島を一周する道路 | 歩くコースが複数 |
| 島の一周 | 車で2時間前後 | 道路は島の一部のみ |
要点はこうです。利尻は山を見る島、礼文は歩く島です。
利尻島
島の中央に利尻山(1,721m)がそびえています。
- 島を一周する道路がある。車やバスで回れる
- どこからでも山が見える
- 姫沼・オタトマリ沼から山が映る
- 海岸線に奇岩がある
- 自転車で一周する人もいる(60km前後)
利尻山は海から直接立ち上がる形です。標高は1,721mですが、海抜0mから登るため実質的な高度差が大きくなります。
登山は往復9〜10時間かかります。日帰り登山としては重い山です。
礼文島
「花の浮島」と呼ばれます。
- 高山植物が平地で咲く
- レブンアツモリソウなど固有の植物がある
- 歩くコース(トレイル)が複数ある
- 海岸線と断崖
- スコトン岬
礼文島の特徴は、本来は高山に咲く植物が海岸近くで見られることです。冷涼な気候のためです。
花の見ごろは6月から7月です。この時期に合わせて行く人が多くいます。
礼文のトレイル
歩くコースがいくつかあります。
- 8時間コース — 島の西海岸を縦走。体力が必要
- 4時間コース — 中程度
- 短いコース — 数時間。初めてでも歩ける
- 桃岩展望台周辺 — 短時間で花が見られる
8時間コースは登山の装備と体力が必要です。天候が急変するので、軽装では歩けません。
花を見るだけなら、短いコースで足ります。
どちらに何日かけるか
| 日程 | 組み方 |
|---|---|
| 1日 | どちらか1島。利尻を車で一周が現実的 |
| 2日 | 1島に1泊。または両島を日帰りで |
| 3日 | 両島に泊まる。余裕がある |
| 4日以上 | 登山やトレイルを入れられる |
花とトレイルが目的なら礼文に2日、山と景色なら利尻に1〜2日という配分になります。
フェリー
稚内から両島へ、また島の間にも航路があります。
- 稚内〜利尻 — 1時間40分前後
- 稚内〜礼文 — 1時間55分前後
- 利尻〜礼文 — 40〜45分前後
- 便数は季節で変わる。冬は減る
両島を回るなら、稚内→礼文→利尻→稚内という形が組めます。島の間の便があるためです。
ただし島の間の便は本数が少ないので、時刻表で確認してください。
欠航の可能性
これが最大の注意点です。
- 海が荒れると欠航する
- 島に渡ったあと戻れなくなることがある
- 冬は欠航が多い
- 台風や低気圧の影響
対策は日程に余裕を持つことです。帰りの飛行機の前日に島にいるという組み方は避けてください。
最低でも1日の余裕を見ておくのが安全です。
食べ物
- ウニ — 6〜8月が漁期。評価が高い
- 利尻昆布 — 高級品。常温で持ち帰れる
- ホッケ
- 利尻ラーメン — 昆布だしを使う
ウニは夏しか食べられません。これを目的に行くなら6〜8月です。
昆布は土産に向きます。軽く、常温で持てます。
服装
夏でも涼しく、風が強いです。
- 風を通さない上着 — 必須
- 長袖・長ズボン
- 歩きやすい靴(トレイルなら登山靴)
- 雨具 — 傘は風で使えない
- 虫よけ
7月でも最高気温20度前後です。本州の夏の服装では寒いです。
宿
両島に宿がありますが、数は限られます。
- 民宿、旅館、ホテル
- 夏(6〜8月)は早く埋まる
- 冬は休業する宿がある
- 食事は宿で取る前提
夏に行くなら数か月前の予約が必要です。島の宿泊数には上限があります。