ぬかびら源泉郷。糠平湖と旧線跡の温泉地
十勝北部の小さな温泉地です。周辺の見どころを書きます。

- 糠平湖の近くにある小規模な温泉地
- 旧士幌線のアーチ橋が点在する
- 冬はアイスバブルが見られる年がある
ぬかびら源泉郷は十勝の北部にあります。宿が数軒の小さな温泉地です。
どういう場所か
- 糠平湖(ダム湖)の近く
- 宿が数軒
- 森に囲まれている
- 商店はほとんどない
- スキー場がある
温泉街としての規模は小さく、静かに過ごす場所です。
泉質
宿によって引いている湯が違います。
この一帯では、自家源泉を持つ宿があります。かけ流しの浴槽を備えた宿もあります。
日帰り入浴を受ける宿があります。受付時刻を確認してください。
旧士幌線の遺構
この地域の見どころです。
かつて帯広から十勝三股まで鉄道が通っていました。廃線になり、コンクリートのアーチ橋が森の中に残っています。
- 第五音更川橋梁
- 第三音更川橋梁
- タウシュベツ川橋梁 — もっとも知られている
- 旧駅舎と線路跡
橋は大正から昭和初期に作られたもので、森に埋もれるように残っています。
タウシュベツ川橋梁
ダム湖の中に立つ橋です。
- 糠平湖の水位によって見える時期が変わる
- 水位が下がる冬から春に姿が出る
- 夏は水没して見えないことがある
- 老朽化が進み、崩落が進行している
| 時期 | 状態 |
|---|---|
| 1〜4月 | 水位が低い。全体が見える |
| 5〜6月 | 水位が上がり始める |
| 7〜9月 | 水没していることが多い |
| 10〜12月 | 水位が下がり始める |
見たいなら冬から春です。水に映る姿は、水位が中程度のときに見られます。
見学の条件
近くまで行くには制約があります。
- 林道を通る。許可が必要な区間がある
- ガイドツアーに参加する方法がある
- 展望できる場所から見る方法もある
- 冬は雪上を歩く
- 崩落の危険があるため橋に近づけない
条件は変わります。行く前に上士幌町やガイド事業者の情報を確認してください。
自己判断で林道に入らないでください。
アイスバブル
糠平湖の冬の現象です。
- 湖底から出たガスが、凍った氷の中に閉じ込められる
- 気泡が層になって見える
- 1〜3月
- 条件がそろわないと見えない
見るには条件があります。
- 氷が十分に厚い
- 雪が少ない(雪が積もると見えない)
- 氷が透明
年によって見えるか分かりません。雪が多い年は見えません。
氷の上を歩くことになるので、ガイドツアーを使うのが安全です。
氷上のアクティビティ
凍った湖で行われます。
- ワカサギ釣り
- スノーシューで歩く
- アイスバブルの観察ツアー
氷の厚さは日によって違います。自己判断で湖上に出ないでください。管理されている区域か、ガイド同行で歩いてください。
三国峠
この地域から北へ向かうと、三国峠があります。
- 北海道の国道でもっとも高い地点(標高1,139m)
- 展望台から樹海が見える
- 橋が森の上を渡る
- 紅葉は9月下旬〜10月上旬
- 冬期閉鎖される
森が地平線まで続く景色が見られます。人工物がほとんどない眺めです。
層雲峡方面へ抜ける道なので、旭川と十勝を結ぶ経路として使えます。ただし冬は通れません。
アクセス
| 出発地 | 所要 |
|---|---|
| 帯広 | 車で1時間半前後 |
| 上士幌の市街 | 車で40分前後 |
| 然別湖 | 車で40分前後 |
| 層雲峡 | 車で2時間前後(三国峠経由。冬は不可) |
車が前提です。路線バスはありますが本数が限られます。
食事と買い物
温泉地に商店はほとんどありません。
- 宿で食事を取る
- 上士幌の市街で買い物を済ませる
- 道の駅がある
上士幌町は熱気球が盛んな町です。夏と冬に気球の催しが行われます。
町にはアイスクリームや乳製品の店があります。十勝の酪農地帯です。
向く旅程
- 然別湖と組み合わせる — 車で40分
- 十勝川温泉・帯広と組む
- 三国峠を越えて層雲峡へ(夏のみ)
- 冬のタウシュベツとアイスバブル
この地域は派手さはないが、ほかにないものがある場所です。廃線の遺構と氷の現象が目的なら、行く価値があります。