スープカレーの店の違い。スープの系統と辛さの選び方
店ごとに系統が違います。注文のしかたを書きます。

- スープの系統が複数ある。店で大きく違う
- 辛さと具を選ぶ形式
- ご飯は別皿。浸して食べる
スープカレーは札幌で生まれた料理です。店によってスープの系統が違うので、好みに合う店を探す必要があります。
どういう料理か
とろみのないスープ状のカレーに、具が入っています。
- スープはさらさら。ルーではない
- 大きな具が入る(鶏もも、野菜)
- ご飯は別の皿
- スプーンでご飯をすくい、スープに浸して食べる
インドカレーとも日本の家庭のカレーとも違う形です。汁物として設計されています。
スープの系統
| 系統 | 特徴 |
|---|---|
| 和風だし系 | 鶏ガラと魚介。あっさり。後味が軽い |
| トマト系 | 酸味とこく。女性に人気とされる |
| 香辛料が強い系 | スパイスが前面に出る。薬膳的 |
| こく重視系 | 濃厚。ペースト状の素材を使う |
| 海老だし系 | 海老の香りが強い |
系統が違うと別の料理に感じます。1軒で判断しないほうがいい料理です。
店の説明やメニューに「○○だしのスープ」と書かれていることがあります。
注文のしかた
選ぶ項目があります。
- 具 — チキン、野菜、ラム、海老など
- 辛さ — 番号や段階で指定
- ご飯の量
- スープの種類(複数ある店)
- トッピングの追加
初めてならチキンが基本です。鶏もも肉が丸ごと1本入る店が多く、骨から外して食べます。
辛さの選び方
ここで失敗する人がいます。
- 店によって段階の基準が違う
- 「3番」が店によって辛さが違う
- 無料の範囲と、追加料金の範囲がある
- 一番上は相当辛い
初めての店では中くらいか、それより1つ下を選んでください。
メニューに「標準」「おすすめ」と書かれている段階があれば、それが基準です。
食べ方
- ご飯をスプーンですくう
- スープに浸す
- そのまま食べる
- 具は大きいので、スプーンで切るか、取り皿で
ご飯をスープに全部入れる人もいますが、ご飯がふやけます。少しずつ浸すほうがスープの味が分かります。
鶏もも肉は骨付きです。スプーンで身を外せる程度に煮込まれています。
具の種類
- チキン — 定番。骨付きのもも肉
- 野菜 — じゃがいも、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなど
- ラム — 羊肉。香りが出る
- 海老
- 豚角煮
- ハンバーグ
野菜は大きく切って揚げるか素揚げにしてから入れる店が多く、形が残っています。
北海道の野菜を使う店があり、季節で中身が変わります。
トッピング
- チーズ
- 納豆
- 温泉卵
- 揚げ野菜
- 辛さを足すもの
最初は何も足さずに食べて、スープの味を見てください。
どこにあるか
札幌の市街に点在しています。
- すすきの周辺
- 大通・狸小路
- 札幌駅周辺
- 円山・裏参道
- 郊外の住宅街
観光地に集中しているわけではなく、住宅街の個人店が多くあります。地元の人が通う店です。
道内の他の都市にもありますが、札幌がもっとも多いです。
時間帯
- 昼営業と夜営業
- 昼の時間帯は混む
- 人気店は行列ができる
- 中休みがある店が多い
- 深夜まで営業する店も
中休み(14〜17時)がある店が多いので、この時間に行くと閉まっています。
飲んだ後に食べる人もいます。深夜営業の店があります。
価格の感覚
- チキン — 1,100〜1,500円前後
- 野菜 — 同程度
- ラムや海老 — やや高い
- トッピングで加算
- 辛さの上の段階は追加料金
ラーメンより高めです。具が大きく、量があります。
成り立ち
1970年代から1990年代にかけて、札幌の店が作り上げたとされています。
- 薬膳のスープが元という説
- 複数の店が影響し合って形になった
- 2000年代に全国に知られた
味噌ラーメンと同じく、戦後の札幌で生まれた料理です。古くからの郷土料理ではありません。
持ち帰りと土産
- レトルトのスープカレー
- 有名店の持ち帰り商品
- スープの素
- 冷凍のもの
レトルトが土産店と空港で売られています。常温で持ち帰れます。
家で作る場合、具を別に用意して、揚げるか焼いてから入れると店に近づきます。