電気・ガス・灯油の契約。北海道での選び方
暖房が大きいので、契約の内容が家計に効きます。

- 暖房の方式で契約が変わる
- プロパンガスは販売店で単価が違う
- 灯油は配達業者を比べられる
北海道では冬の暖房費が家計の大きな部分を占めます。契約の内容を確認する価値があります。
まず暖房の方式を確認
物件によって決まっています。
| 方式 | 契約先 |
|---|---|
| 灯油(FFストーブ・ボイラー) | 灯油の配達業者 |
| 都市ガス | ガス会社 |
| プロパンガス | LPガスの販売店 |
| 電気(蓄熱・エアコン) | 電力会社。契約の種類に注意 |
方式は自分で選べないことが多いです。入居する物件で決まります。
灯油の場合
戸建てと多くの集合住宅がこれです。
- 配達業者と契約する
- 業者によって単価が違う
- 定期配達と、注文のたびの配達がある
- タンクの容量で頻度が変わる
- 価格は原油の相場で変動する
やることは単純です。複数の業者に単価を聞く。
近所の人に「どこに頼んでいますか」と聞くのが早いです。地域の相場が分かります。
灯油の価格の変動
- 原油の相場で上下する
- 冬に需要が増える
- 夏のうちに入れておくと安いことがある
- まとめて入れると単価が下がる業者もある
タンクに余裕があるなら、秋のうちに満たしておくという考え方があります。
ただし価格の予測は難しいので、確実に得とは言えません。
プロパンガスの注意
ここがもっとも差が出る項目です。
- 単価が販売店ごとに違う
- 都市ガスより高い
- 公共料金ではなく、自由価格
- 賃貸では販売店を選べないことがある
- 設備の費用が料金に含まれる場合がある
内見のときに「ガスは都市ガスですか、プロパンですか」と聞いてください。
プロパンの場合、冬の請求額の目安を管理会社に聞く価値があります。
都市ガスの地域
- 札幌、旭川、函館などの市街に通っている
- 郊外と地方には通っていない地域がある
- 料金が安定している
- ガス暖房の物件がある
都市ガスが通っている物件は、光熱費の面で有利です。
電気の契約
暖房に電気を使う場合、契約の種類が重要です。
- 電気の暖房は使用量が大きい
- 時間帯別の料金プランがある
- 蓄熱式は夜間に電気を使う
- プランを間違えると高くなる
蓄熱暖房がある物件では、夜間の電力が安いプランを選ぶ必要があります。
入居時に、どのプランが適しているかを確認してください。
給湯の方式
暖房と別に、お湯の方式があります。
- 灯油ボイラー
- ガス給湯器
- 電気温水器・エコキュート
- 暖房と一体の設備(セントラルヒーティング)
暖房と給湯が同じ燃料のことが多いです。灯油ボイラーなら、暖房も給湯も灯油です。
セントラルヒーティング
北海道に多い方式です。
- ボイラーで温水を作り、各部屋のパネルに回す
- 家全体が均一に暖まる
- 部屋ごとに調整できる
- 家全体を暖めるので費用がかかる
- 電気がないとポンプが動かない
快適ですが、一部の部屋だけ暖めるという使い方ができません。費用の面では不利になることがあります。
水道
自治体の水道です。
- 使用開始の届けを出す
- 料金は自治体ごと
- 冬は水抜きが必要
- 井戸の物件もある(地方)
地方では井戸水の物件があります。水質と凍結の対策を確認してください。
インターネット
- 郊外では光回線が来ていない地域がある
- 契約前に提供エリアを確認
- 選べる事業者が限られる
- ケーブルテレビの回線がある地域も
在宅で仕事をするなら、これを最優先で確認してください。入居後に分かると困ります。
停電への備え
契約とは別の話ですが、関連します。
- ほとんどの暖房は停電すると止まる
- 灯油のFFストーブも送風に電気を使う
- セントラルヒーティングもポンプが止まる
- 電気を使わない石油ストーブがあると安心
冬の停電は命に関わります。電気に依存しない暖房を1台持っておく価値があります。
入居時に聞くこと
- 暖房の方式
- ガスは都市ガスかプロパンか
- 冬の光熱費の目安
- 灯油の配達業者(指定があるか)
- 水抜き栓の場所と操作
- インターネットの回線
この6つを聞けば、入居後の光熱費がおおよそ見えます。
管理会社が答えられない項目は、近所の人に聞くのが確実です。
支援制度
自治体によって、冬季の燃料費を補助する制度があります。
- 所得や世帯の条件がある
- 名称と内容は自治体ごと
- 申請が必要
転入手続きのときに窓口で聞いてください。知らずに使っていない人が多い制度です。