hokkaido-tips.com

阿寒湖温泉の歩き方。湖畔の温泉街とアイヌコタン

温泉 · 釧路市 4分で読めます by ソラ

温泉と湖と文化施設が徒歩圏です。何を見るかを整理します。

  • 温泉街が湖畔にまとまっていて歩いて回れる
  • アイヌコタンに工芸店と劇場がある
  • ボッケ(泥火山)まで遊歩道で行ける

阿寒湖温泉は、阿寒湖の南岸にある温泉街です。湖、温泉、アイヌ文化の施設が歩ける範囲に集まっています。

温泉街の構成

湖に沿って宿が並び、その裏手に商店街とアイヌコタンがあります。端から端まで歩いて20分程度です。

主なものを挙げます。

  • 湖畔の遊歩道 — 湖と対岸の山が見える
  • アイヌコタン — 工芸店が並ぶ坂道
  • 商店街 — 土産店と食堂
  • ボッケ遊歩道 — 泥が噴き出す場所まで行ける

アイヌコタン

「コタン」はアイヌ語で集落を意味します。木彫りや刺繍の工芸店が並び、実際に職人が作業しているところを見られます。

買えるものがあります。

  • 木彫りの置物・盆
  • 刺繍の小物(文様に意味がある)
  • 楽器(ムックリ=口琴)

ムックリは竹の板と糸でできた楽器です。店で鳴らし方を教えてもらえます。安価で、持ち帰りやすい土産です。

劇場での公演

コタンの中に劇場があり、アイヌの古式舞踊や人形劇が上演されています。

  • 上演時間が決まっている。時刻を確認する
  • 所要は30分前後の演目がある
  • 時期によって演目と回数が変わる

古式舞踊は国の重要無形民俗文化財に指定されています。観光向けの出し物というより、保存されている芸能という性格があります。

ボッケ

温泉街から遊歩道を歩いて行ける場所に、泥火山があります。

地中のガスと熱で泥が沸き立つ現象で、ぼこぼこと音を立てて泥が噴いています。歩いて片道15分程度です。

  • 硫化水素のにおいがある
  • 柵の外に出ない。熱い
  • 遊歩道は森の中。虫よけがあると楽

遊覧船

阿寒湖には遊覧船が出ています。湖を回り、マリモの展示施設に寄る航路があります。

マリモは特別天然記念物です。湖で自然に育っているものを採ることはできません。展示施設で見る形になります。

運航期間に注意が必要です。湖が凍る冬期は運休します。代わりに氷上のアクティビティが行われます。

泉質と日帰り入浴

単純温泉や硫黄泉が湧いています。宿によって引いている湯が違います。

日帰り入浴を受ける宿があります。受付は午後早めに終わることが多いので、午前から昼過ぎに行くのが確実です。

無料の足湯も温泉街にあります。タオルを持って行ってください。

季節ごとの様子

季節 様子
春(5〜6月) 新緑。空いている
夏(7〜8月) 遊覧船と遊歩道。もっとも混む
秋(9〜10月) 紅葉。空気が澄む
冬(11〜3月) 湖が凍る。氷上の催しがある

冬は湖面が凍り、氷上を歩けるようになります。ワカサギ釣りや花火が行われる年があります。

アクセス

道東の内陸にあり、距離があります。

  • 釧路から車で1時間半前後
  • 釧路空港から車で1時間前後
  • 女満別空港から車で1時間半前後
  • 札幌からは1日かかる

公共交通では、釧路から路線バスが出ています。本数が限られるので、時刻表を確認してください。

あわせて回る

周辺に見どころがあります。

  • 摩周湖 — 車で1時間前後。霧が多い
  • 屈斜路湖・川湯温泉 — 車で1時間前後
  • 硫黄山 — 噴気を上げる山
  • 釧路湿原 — 車で1時間半前後

この一帯は距離があるので、阿寒湖に泊まって2日かけて回るのが現実的です。日帰りで全部は無理があります。

食事

温泉街に食堂と居酒屋があります。道東らしいものが出ます。

  • ワカサギ・ヒメマス — 阿寒湖で獲れる魚。塩焼きや天ぷら
  • エゾシカ肉 — 道東は流通がある。ステーキやソーセージ
  • ザンギ — 道東の鶏の揚げ物

ヒメマスは阿寒湖の名物です。漁期が限られるので、出る時期とそうでない時期があります。メニューにあれば試す価値があります。

温泉街の店は、夜に早く閉まることがあります。宿で食事を取るか、早い時間に店に入るのが確実です。

宿の選び方

タイプ 向く人
湖畔の大型ホテル 部屋から湖を見たい
裏手の小規模な宿 費用を抑えたい
日帰り入浴のみ 通過する旅程

湖に面した部屋は値段が上がります。湖畔の遊歩道は誰でも歩けるので、景色だけが目的なら部屋の向きにこだわらなくても見られます。

持ち物

  • 虫よけ — 夏の遊歩道では必要
  • 羽織るもの — 標高があり、朝晩は冷える
  • 歩きやすい靴 — ボッケまでの道は土と木道
  • 冬は完全な防寒 — 道東の内陸は−20度を下回る日がある

阿寒湖は内陸の高い場所にあります。釧路の市街より数度低いので、同じ服装で来ると寒く感じます。

AUTHOR

ソラ

旭川・道北 · 季節とイベント担当

旭川在住。雪と気温の話ばかり書いています。冬の装備と、春夏の花の見ごろを追いかけています。

このライターの記事 →