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旭川ラーメンは醤油。ラードの膜と、ちぢれ細麺の理由

グルメ · 旭川市 3分で読めます by ハル

札幌の味噌とは別の型です。何が違うのかを書きます。

  • 醤油が基本。豚骨と魚介を合わせたスープ
  • 表面にラードの膜を張る。冬に冷めないため
  • 麺は細めのちぢれ。低加水で歯切れがいい

旭川のラーメンは醤油です。札幌の味噌とは別の系統で、成り立ちも違います。

スープの構造

豚骨・鶏ガラの動物系と、煮干しや昆布の魚介系を合わせたダブルスープが基本です。

  • 動物系でこくを出す
  • 魚介系で香りと後味を作る
  • 醤油ダレで味を決める

札幌の味噌が「炒めた野菜で作る」構造なのに対し、旭川はスープそのものの調合で作る型です。野菜を炒める工程はありません。

ラードの膜

旭川ラーメンの特徴として必ず挙げられるのがこれです。スープの表面に、溶かしたラードの層が浮いています。

理由は気候です。旭川は道内でもっとも寒い都市のひとつで、真冬の日中が−10度を下回ります。

  • 油の膜がスープの熱を逃がさない
  • 食べ終わるまで熱いまま保たれる
  • 香りも閉じ込められる

食べ始めは熱いことがあります。最初の一口は慎重にしてください。

麺

旭川の麺は、札幌より細く、ちぢれています。

旭川 札幌
太さ 細め〜中細 太め
加水 低加水が多い 中〜高加水
食感 歯切れがいい。硬めに感じる もちもち

低加水の麺は水分が少なく、スープを吸いやすいです。そのため、のびるのが早いという面もあります。

出てきたら早めに食べるのが、この麺に合った食べ方です。

成り立ち

旭川は交通と物流の要になった街で、戦後に製麺業が発達しました。市内に製麺所が複数あり、店ごとに注文した麺を使っています。

「この店はどこの製麺所の麺か」という話が成立するほど、麺が独立した要素になっているのが旭川の特徴です。

店ごとの違い

醤油が基本ですが、幅があります。

  • 魚介が強い店 — 煮干しの香りが立つ
  • 動物系が強い店 — こくが前に出る
  • 油の量が多い店 — 濃厚に感じる
  • あっさりめの店 — 後味が軽い

同じ「旭川醤油」でも印象が違います。1軒で判断しないほうがいいところは札幌と同じです。

醤油以外に、塩と味噌を出す店もあります。

どこで食べるか

場所 特徴
旭川駅周辺 アクセスがいい。観光向けの店もある
買い物公園通り 歩行者専用の通り。店が点在
郊外の店 地元客が中心。車が必要
ラーメン村(郊外) 複数の店が集まる施設

有名店は郊外にあることが多く、車があるかどうかで選択肢が変わります。

駅周辺でも食べられますが、地元の人が通う店は離れた場所にあります。

時間帯

  • 11時台 — 開店直後。空いている
  • 12〜13時 — 混む
  • 14時以降 — 閉まる店がある
  • 夜 — 営業しない店が多い

旭川のラーメン店は昼営業が中心で、夜は早く閉まる店が目立ちます。札幌のように深夜まで開いている店は少ないです。

食べる予定があるなら、昼に組み込んでください。

旭山動物園とあわせる

旭川に来る目的の多くが動物園です。組み合わせ方があります。

  1. 午前に動物園(開園直後が空いている)
  2. 昼過ぎに市街へ戻る
  3. ラーメンを食べる

動物園の周辺にもラーメン店がありますが、市街のほうが選べます。動物園から市街まで車で30分前後です。

持ち帰り

生麺とスープのセットが売られています。

  • 有名店の持ち帰りセット
  • 駅や空港の土産店
  • 製麺所の直売

家で作る場合、ラードや油の膜を再現するかどうかで印象が変わります。セットに油が付いているものは、入れてください。

乾麺より生麺のほうが食感が近いですが、日持ちが短くなります。

AUTHOR

ハル

函館・道南 · 観光スポット担当

函館生まれ。坂と港と朝市を毎週歩いています。混む時間と空く時間の話が得意です。

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