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4月の北海道は何が見られるか。雪解けと春の入口

季節・イベント 3分で読めます by ハル

冬の終わりと春の始まりが混ざる月です。実態を書きます。

  • 平地は雪が解ける。山と峠はまだ冬
  • 桜は咲かない。咲くのは5月
  • 観光施設が冬期休業から切り替わる時期

4月の北海道は、地域と標高で冬と春が分かれます。本州の4月とは状況がかなり違います。

雪の残り方

場所 4月の状態
函館・道南 上旬に雪が消える。いちばん早い
札幌・道央 上旬から中旬に消える
旭川・道北 中旬から下旬
道東の内陸 下旬まで残る場所がある
山・峠 5月以降も残る

市街の雪が消えても、日陰と山にはまだ雪があります。歩道の端や建物の北側に残った雪の山が、4月の風景です。

気温

  • 4月上旬 — 最高5〜10度。朝晩は氷点下
  • 4月中旬 — 最高10〜13度
  • 4月下旬 — 最高13〜17度

服装の目安は本州の3月上旬から中旬です。コートが必要です。

朝晩は氷点下になる日があります。路面が凍るので、靴は冬用のままのほうが安全です。

桜は咲かない

よくある誤解です。北海道の桜は5月に咲きます。

4月に咲くのは、函館や松前など道南の一部で、それも下旬からです。札幌や旭川では4月に桜はありません。

花見を目的に行くなら、5月に日程を合わせてください。

4月に見られるもの

花は少ない時期ですが、あるものもあります。

  • 水芭蕉 — 雪解け直後の湿地。4月から5月
  • 福寿草 — 雪が消えた地面に咲く
  • エゾエンゴサク — 青い小さな花。林床
  • 残雪の山 — 雪をかぶった山と、芽吹き始めた平地

水芭蕉は雪解けの指標のような花です。湿地の遊歩道がある場所で見られます。

施設の切り替え

4月は、観光施設が冬から夏の運営に変わる時期です。

こと 時期
冬のアクティビティ終了 3月下旬〜4月上旬
施設の休業(切り替え期間) 4月の数週間
夏期営業の開始 4月下旬〜5月
冬期閉鎖の道路の開通 4月から順次

この切り替えの休業期間に当たると、行きたい施設が閉まっています。4月に旅程を組むなら、営業日を1件ずつ確認してください。

旭山動物園も、この時期に数週間の休園があります。

道路の状況

標高の高い道路は冬期閉鎖が続いています。

  • 4月上旬 — 低い峠が開き始める
  • 4月下旬 — 多くの道路が開通
  • 5月以降 — 標高の高い道路

知床横断道路や大雪山周辺の一部は、4月には開いていません。出発前に道路情報を確認してください。

レンタカーのタイヤも、4月は冬用と夏用が混在する時期です。峠を走るなら借りるときに確認してください。

4月に行く利点

条件は悪いですが、良い面もあります。

  • 空いている — 観光の端境期。人が少ない
  • 宿が安い — 冬と夏の間
  • 航空券が取りやすい
  • 虫がいない
  • 残雪と芽吹きが同時に見られる

費用を抑えて静かに回りたいなら、4月は有力な選択です。見られるものが限られることを承知した上でなら、満足度は低くありません。

4月に向く行き先

  • 札幌・小樽 — 市街。施設がそろっている
  • 函館・道南 — 雪解けが早い。下旬は桜も
  • 登別・洞爺・定山渓 — 温泉。通年営業
  • 旭川 — 市街。動物園は休園期間を確認

温泉は4月でも変わりません。冬の装備が要らなくなり、移動は楽になるので、温泉中心の旅程なら4月は悪くない時期です。

逆に、知床・釧路湿原・大雪山などの自然が目的なら、6月以降に回したほうがいいです。

持ち物

  • コート(薄手のダウンでもいい)
  • 風を通さない上着
  • 防水の靴 — 雪解けでぬかるむ
  • 手袋 — 朝晩に使う
  • サングラス — 残雪の反射が強い

雪解けの地面は泥になります。きれいな靴で歩く時期ではありません。防水で、汚れても構わない靴が向きます。

AUTHOR

ハル

函館・道南 · 観光スポット担当

函館生まれ。坂と港と朝市を毎週歩いています。混む時間と空く時間の話が得意です。

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