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生活費は安いのか。安くなるものと高くなるもの

移住・暮らし 3分で読めます by ナギ

住居費は下がり、冬の費用が上がります。内訳を書きます。

  • 住居費と駐車場は安い
  • 暖房費と車の維持費が高い
  • 差し引きは地域と暮らし方で変わる

「北海道は生活費が安い」とよく言われます。項目によって上下します。実際の内訳を見ます。

安くなるもの

項目 理由
家賃・住宅価格 土地が安い。札幌でも東京より低い
駐車場 月額が安い。無料の物件もある
野菜・乳製品 産地。直売所が安い
海産物 産地。スーパーでも安い
土地の広さ 同じ予算で広い家に住める

いちばん大きいのは住居費です。同じ家賃で広い部屋に住めます。

駐車場も安く、地方では家賃に含まれることがあります。

高くなるもの

項目 理由
暖房費 冬の数か月に集中する
灯油・プロパン 単価が変動する。プロパンは高い
車の維持費 ほぼ必須の地域が多い
冬タイヤ 数年ごとに買い替え
除雪の費用 道具、業者、除雪機
冬の服と靴 特に子どもは毎年
送料 通販で道外料金がかかることがある

暖房費が最大の項目です。冬の数か月に集中するので、年平均では実感と合いません。

年間で見るか月で見るか

暖房費は12月から3月に集中します。

  • 6〜9月 — ほぼかからない
  • 10〜11月 — 使い始める
  • 12〜3月 — 集中する

家計を考えるときは、冬の月の金額で見てください。年平均で予算を立てると、冬に足りなくなります。

車が必要かどうかで変わる

これが最大の分岐です。

住む場所 車
札幌の地下鉄沿線 なくても暮らせる
札幌の郊外 あったほうがいい
地方都市の市街 ほぼ必要
町村部 必須。1世帯2台も普通

車を持つと、本体・保険・税・燃料・冬タイヤ・車検で年間数十万円かかります。

家賃が月2万円安くなっても、車の維持費でそれ以上かかる場合があります。合計で比べてください。

断熱で大きく変わる

同じ地域でも、住宅によって暖房費が倍近く違います。

  • 窓の構造(一枚窓は寒い)
  • 断熱材の厚さ
  • 気密性
  • 床面積
  • 戸建てか集合住宅か

家賃が安い古い物件は、暖房費で逆転することがあります。

内見のときに窓を見てください。これがいちばん分かりやすい指標です。

食費

項目によって分かれます。

  • 安い — 野菜、乳製品、魚、米
  • 変わらない — 加工食品、調味料
  • 高い — 本州産の果物、一部の輸入品

直売所や産地のスーパーを使うと野菜と魚が安く手に入ります。これは実感できる差です。

一方、本州から運ばれるものは輸送費が乗ります。

送料の問題

通販を使う人には効きます。

  • 「送料無料」の対象外になることがある
  • 北海道だけ追加料金という設定がある
  • 到着が1日遅い
  • 大型の家具や家電は特に高い

日常的に通販を使うなら、年間でそれなりの額になります。地元の店で買うほうが安い場合があります。

実際の判断

比べるときの手順です。

  1. 想定する地域の家賃を調べる
  2. 車が必要かを判断する
  3. 必要なら年間の維持費を足す
  4. 冬の暖房費を聞く(物件ごとに違う)
  5. 収入の見込みと比べる

4番目は、管理会社か前の入居者に聞くのが確実です。「冬の光熱費はどのくらいですか」と聞いてください。

結論

一律に安いとは言えません。

  • 札幌の地下鉄沿線で車なし — 安くなる可能性が高い
  • 地方で車2台、断熱の弱い戸建て — 高くなることがある
  • 断熱のよい住宅で車1台 — おおむね安くなる

決め手は車と断熱です。この2つを押さえれば、生活費の見通しが立ちます。

AUTHOR

ナギ

帯広・十勝 · 移住と暮らし担当

2019年に十勝へ移住。家探し、灯油代、冬道の運転など、暮らして初めて分かったことを書きます。

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