自転車で走る区間。整備された道と、注意する道
走りやすい区間と、避けたい区間を挙げます。

- 廃線跡や河川敷に専用道がある
- 幹線道路は路肩が広いが、大型車が多い
- 峠は距離と標高差を確認してから
北海道は自転車で走る土地として知られています。走りやすい区間と、注意が必要な区間があります。
専用道がある区間
車が入らない道です。
- 廃線跡を整備した道 — 勾配が緩い。鉄道の跡なので
- 河川敷の道 — 札幌の豊平川など
- 観光地の遊歩道兼サイクリングロード
廃線跡の道は勾配が緩く、距離が長いのが特徴です。鉄道が通れた傾斜なので、自転車でも楽に走れます。
札幌から江別・北広島方面へ伸びる専用道があります。市街から出られる道です。
走りやすい一般道
条件がよい区間です。
- 路肩が広い — 歩道と区別された部分がある
- 信号が少ない
- 見通しがよい
- 景色が開けている
北海道の幹線道路は路肩が比較的広いので、走れる区間が多くあります。
ただし大型車が通ります。風圧があるので、距離を保ってください。
避けたい区間
| 区間 | 理由 |
|---|---|
| トンネルが連続する道 | 狭い。暗い。危険 |
| 交通量の多い市街の幹線 | 大型車と信号 |
| 路肩が狭い峠道 | すれ違いの余地がない |
| 工事中の区間 | 片側通行になる |
とくにトンネルは危険です。照明が弱く、路肩が狭く、音が反響して後方の車に気づきにくくなります。
長いトンネルがある区間は、経路を変えるか、別の手段で通過してください。
海沿いの道
景色がよい反面、条件があります。
- 風が強い — 向かい風だと進まない
- 横風が危険
- 遮るものがない
- トンネルがある区間も
日本海側のオロロンラインは、風力発電の風車が並ぶ景色です。それは風が強いという意味でもあります。
風向きを見て、追い風になる方向へ進むのが要領です。
峠を越える
事前に確認することがあります。
- 標高差 — どれだけ登るか
- 距離 — 登りが何km続くか
- トンネルの有無
- 路肩の広さ
- 補給と水の場所
- 冬期閉鎖の期間
北海道の峠は登りが長いものがあります。標高差が600m以上、登りが20km続く峠があります。
無理と判断したら、引き返すか別の経路にしてください。
補給の計画
これが北海道で最も重要な点です。
- 50km以上店がない区間がある
- 水を2本以上持つ
- 行動食を持つ
- 道の駅を補給点にする
- 自動販売機は確実ではない
「次の町で買おう」が通じないことがあります。町を出る前に補給してください。
宿の計画
1日の走行距離は宿の位置で決まります。
- ライダーハウス — 安い簡易宿。ツーリング向け
- キャンプ場 — 無料や格安の場所もある
- 民宿・ビジネスホテル
- 観光地から離れると宿がない区間がある
宿のない区間が50〜100km続くことがあります。先に宿を決めて、そこまでの距離で1日を組んでください。
服装と装備
- 防風のウェア — 夏でも必須
- レインウェア — 防寒着にもなる
- 明るい色 — アブ対策と視認性
- ライトと反射材 — 郊外は街灯がない
- グローブ
- 日焼け止め
郊外の道は街灯がありません。日没後に走るなら、強いライトが必要です。
そもそも日没後は動物が出るので、走らないほうが安全です。
時期の選び方
| 時期 | 条件 |
|---|---|
| 5月 | 涼しい。峠が閉鎖中の場所がある |
| 6月 | 走りやすい。虫が出始める |
| 7〜8月 | 最盛期。宿が混む。虫が多い |
| 9月 | 走りやすい。虫が減る |
| 10月 | 寒い。日が短い |
| 11〜4月 | 雪と凍結。走る時期ではない |
条件がもっともよいのは6月と9月です。
輪行と持ち込み
- 飛行機 — 輪行袋に入れて預ける。規定を確認
- フェリー — 自転車のまま乗れる便がある
- JR — 輪行袋が必要
- 宅配 — 先に宿へ送る
現地でレンタルする方法もあります。観光地にレンタサイクルがあるので、1日だけ走るならこれで足ります。
電動アシスト付きのレンタルがあると、起伏のある地域でも楽になります。