移住の手続き。転入届から始まる、やることの順番
役所と生活インフラの手続きを、順番に並べました。

- 転入届は14日以内。これを起点に他が進む
- 灯油・除雪・水抜きの確認は入居直後にやる
- 冬に備えた手続きは秋より前に始める
北海道に移住するときの手続きは、本州内の引っ越しと基本は同じです。ただし冬に備える作業が加わります。
引っ越し前にやること
出る側の自治体での手続きです。
- 転出届 — 引っ越しの前後14日以内
- 国民健康保険・介護保険の資格喪失
- 児童手当の受給資格の消滅
- 電気・ガス・水道の停止連絡
- インターネット回線の移転または解約
- 郵便の転送届
転出届を出すと転出証明書が発行されます。これを転入先に持って行きます。マイナンバーカードがあれば省略できる場合があります。
入居後すぐにやること
1. 転入届
引っ越しから14日以内に、新しい住所の役所で手続きします。これが起点です。
同時にできる手続きがあります。
- マイナンバーカードの住所変更
- 国民健康保険の加入
- 国民年金の住所変更
- 児童手当の申請
- 印鑑登録
一度で済ませるため、必要書類をまとめて持って行くほうが効率的です。何が必要かは役所のサイトに出ています。
2. ライフラインの開始
- 電気 — 事前に連絡しておく
- 水道 — 使用開始の届け
- ガス — 立ち会いが必要なことがある
- 灯油 — 配達の契約。北海道固有
灯油暖房の住宅では、配達業者と契約します。業者によって単価が違うので、近所の人に聞くか複数に問い合わせてください。
3. 冬の設備を確認する
これが北海道特有の作業です。入居日に確認してください。
- 水抜き栓の場所と操作方法
- 元栓の場所
- 暖房の操作方法
- 除雪の担当範囲(自分か管理会社か)
- 雪を置く場所
- ごみの出し方と収集日
管理会社や大家に聞けば教えてくれます。冬になってから聞くと遅いので、入居時に済ませてください。
運転免許と車
車を使うなら、こちらも手続きがあります。
| 手続き | 場所 |
|---|---|
| 運転免許の住所変更 | 警察署か運転免許試験場 |
| 車庫証明 | 警察署 |
| 自動車の住所変更(車検証) | 運輸支局 |
| 自動車保険の住所変更 | 保険会社 |
北海道では冬タイヤが必須です。持っていない場合、秋までに用意してください。10月に買うのが安く、在庫もそろっています。
子どもがいる場合
- 転学の手続き(前の学校で書類をもらう)
- 就学通知の受け取り
- 保育園・学童の申請
- 予防接種の記録の引き継ぎ
- 子どもの医療費助成の申請
保育園は地域によって空きがありません。移住を決めた時点で問い合わせるのが現実的です。
子どもの冬服と冬靴も必要になります。これは秋までに。
医療機関を決める
早めにやっておくと安心です。
- かかりつけの内科
- 小児科(子どもがいる場合)
- 歯科
- 夜間・休日の救急の場所
冬は移動が難しくなります。徒歩か近距離で行ける医療機関を把握しておいてください。
支援制度を調べる
自治体によって、移住者向けの制度があります。
- 移住支援金(条件がある)
- 住宅取得や改修の補助
- 冬季の燃料費の補助
- 除雪の支援(高齢者世帯など)
内容は自治体ごとに違います。転入手続きのときに窓口で聞いてください。知らずに使っていない人が多い制度です。
時期で変わること
| 引っ越す時期 | 注意点 |
|---|---|
| 4〜6月 | 動きやすい。冬支度に時間がある |
| 7〜9月 | 秋の冬支度に間に合う |
| 10〜11月 | 冬支度を急ぐ必要がある |
| 12〜3月 | 引っ越し自体が大変。雪で搬入が難しい |
選べるなら春から夏がいちばん楽です。冬に引っ越すと、搬入作業と冬支度が同時に来ます。