4月の道路は冬と春が混ざる。峠と凍結の読み方
市街は春でも峠は冬です。4月に運転するときの判断を書きます。

- 市街は乾いていても、峠と日陰は凍る
- 冬期閉鎖の道路が順次開く。開通日は年ごとに違う
- タイヤ交換は4月中旬以降。峠に行くなら5月まで待つ
4月の北海道は、場所によって冬と春が分かれます。札幌の市街が乾いていても、1時間走れば雪があります。
標高と日陰
4月に路面が凍る条件は2つです。
- 標高が高い — 峠と山間部
- 日が当たらない — 日陰、橋の上、トンネルの出入口
市街地でも、建物の影になる場所や橋の上は凍ります。朝と夜が危険です。
日中に解けた水が、夜に凍って薄い氷になります。これが黒く光って見える路面で、もっとも滑ります。
冬期閉鎖の道路
標高の高い道路は、冬に閉鎖されます。4月から順次開通します。
| 時期 | 状況 |
|---|---|
| 4月上旬 | 低い峠が開き始める |
| 4月下旬 | 多くの道路が開通 |
| 5月 | 標高の高い道路が開く |
| 6月 | 残っていた道路も開く |
代表的なものに、知床横断道路や大雪山周辺の道路があります。開通日は雪の量で前後します。
閉鎖されていると、大きく迂回することになります。数時間変わるので、出発前に道路情報を確認してください。
タイヤ交換の判断
交換の時期は、どこを走るかで変わります。
- 市街地だけ — 4月中旬から下旬
- 郊外も走る — 4月下旬以降
- 峠や山間部へ行く — 5月まで待つ
4月に雪が降る年があります。早く替えて降られると動けません。
レンタカーの場合、4月は会社によって冬タイヤと夏タイヤが混在します。峠を走る予定があるなら、借りるときに確認してください。
雪解けによる影響
雪が解けることで起きる問題があります。
- 路面が荒れる — 凍結と融解を繰り返して穴ができる
- 砂が残る — カーブで滑ることがある
- 落石 — 雪が解けて岩が落ちる
- 水たまり — 排水が追いつかない
路面の穴は実害があります。深い穴に落ちるとタイヤやホイールが傷みます。春の道では、路面をよく見てください。
砂は冬に撒かれた滑り止めです。乾いた砂がカーブに残っていると、タイヤが滑ります。
視界と光
4月は雪面の照り返しが強い時期です。
- 残雪の反射で目が疲れる
- サングラスがあると楽
- 朝夕は太陽の高さが低く、まぶしい
雪が残っているうちは、サングラスを持って行く価値があります。
動物が出始める
春はシカやキツネの動きが活発になります。
- 若い個体が移動する
- 餌を求めて道路脇に出る
- 夕方と朝が多い
対策は冬と同じです。暗い時間に郊外を走らない、速度を落とす、1頭見たら後続を警戒する。
4月に走りやすい区間
条件を踏まえると、4月に無理のない行き先があります。
- 札幌〜小樽 — 低地。問題が少ない
- 札幌〜登別・洞爺 — 高速道路中心
- 札幌〜旭川 — 高速道路
- 函館・道南 — 雪解けが早い
一方、知床・大雪山・日高の山越えは4月には向きません。道が開いていない可能性があります。
持って行くもの
4月でも冬の装備を車に残しておくほうが安全です。
- スノーブラシ・解氷スプレー
- 軍手
- 長靴(雪解けのぬかるみ)
- 羽織るもの
春になったからと冬の道具を全部降ろすと、遅い雪に当たったときに困ります。ゴールデンウィークまでは積んでおくのが無難です。
道路情報の見方
4月に長距離を走るなら、2つを見てください。
- 道路管理者の情報 — 通行止めと冬期閉鎖の開通状況
- 天気予報 — 峠の降雪
朝に確認して、閉鎖されていれば経路を変える。これだけで、現地で引き返す事態を防げます。