夏が短い土地での暮らし。できることを詰める3か月
屋外でできる期間が限られます。地元の過ごし方を書きます。

- 屋外で快適に過ごせるのは6月から9月
- この期間に屋外の活動が集中する
- 冬を見越した作業もこの時期にやる
北海道の夏は短いです。屋外で快適に過ごせるのは3〜4か月で、この期間に活動が集中します。
期間の感覚
| 時期 | 屋外の状況 |
|---|---|
| 4〜5月 | 雪解け。朝晩は寒い |
| 6〜8月 | 本番。快適 |
| 9月 | まだ過ごせる。朝晩は冷える |
| 10月 | 急に寒くなる |
| 11〜3月 | 屋外の活動は限られる |
この差が、暮らし方に影響します。夏にやることを詰めるという感覚になります。
夏に集中すること
地元の人が夏にやることです。
- 庭仕事・家庭菜園 — 植えて収穫するまでが短い
- バーベキュー — 庭や公園で
- キャンプ
- 釣り
- 自転車・ランニング
- 家の修繕と塗装 — 冬はできない
- 洗濯物を外に干す
とくに家の外回りの作業は夏しかできません。塗装、修繕、物置の設置などです。
家庭菜園の短い季節
作れるものと時期が限られます。
- 植えるのは5月下旬以降 — 遅霜の心配がなくなってから
- 収穫は7月から9月
- 10月には終わる
- 冬越しするものは限られる
本州より期間が短いため、育つのが早い作物が選ばれます。葉物、豆類、じゃがいも、とうもろこしなどです。
逆に、長く育てる必要があるものは難しくなります。
バーベキューの習慣
北海道では庭でバーベキューをする家が多くあります。
- 庭が広い家が多い
- ジンギスカンを焼く
- 夏の週末の定番
- 公園に火を使える区画がある
短い夏を屋外で過ごすという意識が、この習慣につながっています。
集合住宅ではベランダで火を使えないので、公園や河川敷を使います。
冬の準備も夏にやる
これが北海道らしい点です。
- 薪を割って乾かす — 薪ストーブがある家
- 灯油タンクの点検
- 家の外壁と屋根の修繕
- 除雪道具の確認と買い替え
- 窓の補修
冬にできない作業は、夏のうちに済ませる必要があります。10月に気づいても間に合わないことがあります。
夏の気温と服装
- 日中は半袖で足りる
- 朝晩は15〜20度。羽織るものが必要
- 室内は涼しい。断熱が効いている
- エアコンがない家が多い
「夏物だけ」で過ごすと、朝晩に困ります。長袖を1枚出しておくのが実際の暮らし方です。
暑い日の過ごし方
30度を超える日もあります。
- 朝のうちに窓を開けて空気を入れ替える
- 日が高くなったら閉めてカーテンを引く
- 夕方に再び開ける
- 扇風機で風を回す
北海道の住宅は一度冷えた空気が逃げにくいので、朝に冷やすのが有効です。
近年はエアコンを後から付ける家が増えています。付けるなら夏の前(5〜6月)に手配してください。7月は業者が混みます。
虫との付き合い
夏の屋外にはブヨとアブがいます。
- 庭仕事をするなら長袖と虫よけ
- 足首を刺される。靴下を履く
- 網戸の穴を直す
- 水をためない(蚊の発生源)
短い夏を屋外で過ごすなら、虫の対策が前提になります。
夏の終わり方
9月に入ると急に変わります。
- 朝晩が10度台に下がる
- 暖房を使い始める家が出る
- 屋外の作業を終わらせる
- 冬支度の準備に入る
「9月はまだ夏」という感覚は通りません。9月下旬には秋で、10月には冬支度です。
短いことの受け取り方
短いぶん、密度が高くなるという面があります。
- 夏が来るのを待つ感覚が強い
- 晴れた日に外に出る
- 行事が夏に集中する
- 日が長く、19時まで明るい
7月の日没は19時過ぎです。仕事の後にも屋外で過ごせます。これが短い夏を補っています。
この感覚は、移住して何年か経つと分かるようになると言われます。