温泉のマナー。初めての人が迷うところだけ
細かい規則ではなく、実際に困る点に絞って書きます。

- かけ湯をして、体を洗ってから湯船に入る
- タオルを湯船に入れない
- 髪が長ければまとめる
温泉のマナーは数が多いように見えますが、実際に守るべきことは少数です。他人に不快を与えないという一点に集約されます。
入る前
- 脱衣所で服を脱ぐ — かごかロッカーに入れる
- タオルを持って浴室へ — 小さいタオル1枚
- かけ湯をする — 湯を体にかけて汚れを流し、温度に慣らす
- 体を洗う — 洗い場で。ここを省略しない
- 湯船に入る
3番目と4番目が肝心です。汚れた体で湯船に入らないのが、いちばん基本の約束です。
混んでいて洗い場が空いていない場合は、丁寧にかけ湯をしてから入り、後で洗うという順でも構いません。
タオルの扱い
よく迷うところです。
- 湯船に入れない — 湯が汚れる
- 湯船のそばに置くか、頭にのせる
- 体を隠して歩くのに使ってもよい
- 大きいタオルは脱衣所に置いておく
タオルで前を隠して歩くことは問題ありません。湯に浸けないことだけ守ってください。
髪の扱い
長い髪は、湯に浸からないようにまとめます。
- ゴムかクリップで束ねる
- 浴室に持ち込めるものを用意しておく
- 湯船で髪を洗わない
これは衛生の問題です。髪が湯に広がると、他の人が気にします。
洗い場での注意
- シャワーを隣の人にかけない
- 桶と椅子は使ったら軽く流す
- 場所を長く占領しない
- 荷物を置いて席取りをしない
シャワーの向きは見落とされます。立って使うと、水が隣に飛びます。座って使ってください。
湯船での注意
- 泳がない
- 大声で話さない
- 湯に顔をつけない
- 長時間ひとりで占領しない
- 人が入っているときに湯をかき回さない
静かに入るのが基本です。会話は小声で。グループで来ると、つい声が大きくなります。
上がるとき
- 体を軽く拭いてから脱衣所に入る
- 脱衣所の床をびしょびしょにしない
- 使ったものを元に戻す
これが意外に大事です。濡れたまま脱衣所に出ると、床が濡れて次の人が困ります。浴室内でタオルで拭いてから出てください。
入れ墨について
施設によって扱いが違います。
- 断っている施設がある
- シールで覆えば可とする施設がある
- 制限していない施設もある
- 貸切風呂なら問題にならない
方針は施設ごとです。事前に確認するか、貸切風呂を選ぶのが確実です。断られてから揉めるより、先に聞くほうが早いです。
体調と安全
マナーとは別ですが、知っておくべきことです。
- 飲酒後に入らない — 血圧が急に動く
- 食事の直後は避ける
- 水分を取る — 前後に飲む
- 長湯しない — 10分程度で出入りを繰り返す
- 冬は脱衣所との温度差に注意
最後の点は北海道で効きます。寒い脱衣所から熱い湯に一気に入ると、血圧が急に変動します。かけ湯を省略しないのが、事故を避ける一番の方法です。
撮影について
浴室内での撮影は、ほぼすべての施設で禁止されています。
スマホを浴室に持ち込まないのが無難です。撮るつもりがなくても、持っているだけで不信を招きます。
露天風呂の景色を撮りたい場合は、宿のスタッフに確認してください。貸切風呂なら問題にならないことがあります。
子ども連れの場合
- 走らせない。床が滑る
- 泳がせない
- 目を離さない
- おむつが取れていない子は、施設の規則を確認する
子どもの行動は保護者の責任です。他の客への配慮と、子どもの安全の両方のために、手を離さないでください。
結局やるべきこと
3つだけ覚えれば足ります。
- 洗ってから入る
- タオルと髪を湯に入れない
- 静かにする
これができていれば、細かい点で困ることはありません。迷ったら周りを見て合わせるのが実際的な方法です。