札幌の地下鉄・市電・バスの使い分け。どれに乗ればいいか
3種類あるので迷います。目的地ごとにどれが速いかを整理します。

- 地下鉄3路線が骨格。冬でも遅れない
- 市電は循環1路線。藻岩山・中島公園の西側へ
- バスは地下鉄の届かない先へ。冬は遅れる
札幌市内の移動は、ほぼ地下鉄で足ります。市電とバスは、地下鉄が届かない場所を補う役割です。
地下鉄 — 迷ったらこれ
南北線・東西線・東豊線の3路線です。大通駅で全線が交わるので、ここを基準に考えると分かりやすいです。
| 路線 | 通る方向 | 主な駅 |
|---|---|---|
| 南北線 | 南北 | 札幌・大通・すすきの・中島公園 |
| 東西線 | 東西 | 大通・円山公園・新さっぽろ |
| 東豊線 | 南北(東寄り) | 札幌・大通・豊水すすきの |
観光で使う範囲なら、大通と札幌の2駅を覚えておけば動けます。地下鉄は地下を走るので、吹雪でも止まりません。冬に予定を組むなら、ここがいちばんの利点です。
市電 — 循環1路線だけ
正式にはループ化された1路線です。すすきの・西4丁目から出て、市街地の南西側をぐるりと回ります。
観光で使う場面は限られます。
- ロープウェイ入口 — 藻岩山へ行くとき
- 中央図書館前 — 周辺の住宅街を歩くとき
速さを求める乗り物ではありません。速度は自転車と同程度で、信号で止まります。景色を見る目的で乗るなら楽しい路線です。
バス — 地下鉄の先へ
バスは路線数が多く、地下鉄駅から郊外へ伸びています。目的地が地下鉄駅から離れているときに使います。
注意点があります。冬は時刻表どおりに来ません。雪の日は20分、30分の遅れが普通に起きます。空港や新幹線に接続する移動には使わないほうが安全です。
運賃の払い方
交通系ICカードが使えます。SAPICAという地域のカードがありますが、Suica・PASMO・ICOCAなどの全国カードもそのまま使えます。持っているカードで足ります。
逆に、SAPICAは道外では使えません。北海道のためにわざわざ買う必要はありません。
1日乗車券を買うかどうか
地下鉄の1日乗車券があります。元が取れるかは乗る回数で決まります。
- 1日に3回以上乗る — 買ったほうが安い
- 2回以内 — 都度払いでいい
観光で歩き回る日は3回を超えることが多いので、朝に買っておくと気楽です。土日祝だけ安くなる「ドニチカキップ」もあります。
歩ける距離かどうかの感覚
札幌の中心部は碁盤目で、1ブロックが約100mです。「北3条西5丁目」のような住所から、歩く距離が計算できます。
札幌駅から大通までは徒歩10分ほど。地下歩行空間(チカホ)を通れば、冬でも雪に当たらずに歩けます。この区間は地下鉄に乗らず歩く人が多いです。
冬の移動で気をつけること
地下鉄は雪で止まりませんが、それ以外は影響を受けます。
- JRは遅れる・止まる — 吹雪の日は運休が出る
- バスは遅れる — 15〜30分の遅れは普通
- 市電は徐行する — 普段より時間がかかる
飛行機や新幹線に間に合わせる移動は、地下鉄とJRの組み合わせで、しかも1本前に乗るつもりで組んでください。冬の札幌で「ぎりぎり間に合う計算」は成立しません。
地下街と地下通路
札幌の中心部には地下街があります。地下鉄の改札を出ずに移動できる範囲が広く、冬の移動で効きます。
| 地下通路 | つながる場所 |
|---|---|
| チカホ(札幌駅前通地下歩行空間) | 札幌駅〜大通 |
| ポールタウン | 大通〜すすきの |
| オーロラタウン | 大通から東西へ |
この3本をつなぐと、札幌駅からすすきのまで地上に出ずに歩けます。吹雪の日はこのルートを覚えているだけで体感が変わります。
空港への行き方
新千歳空港へはJRの快速が基本です。札幌駅から40分前後で、本数も多いです。
地下鉄は空港まで行きません。必ず札幌駅かすすきの周辺からJRかバスに乗り換えます。この乗り換え時間を旅程に入れ忘れる人が多いので、札幌駅までの移動時間を別に数えてください。