層雲峡温泉は渓谷の底にある。滝と紅葉と氷のまつり
切り立った崖に挟まれた温泉街です。季節ごとの見どころを書きます。

- 渓谷の底に温泉街がある。両側が崖
- ロープウェイで大雪山の高い場所へ上がれる
- 冬は氷のまつりが開かれる
層雲峡温泉は、石狩川が刻んだ渓谷の底にあります。両側を柱状の岩壁に挟まれた立地が、この温泉地の特徴です。
柱状節理
渓谷の壁は、垂直に割れた柱が並んだような形をしています。溶岩が冷えて固まるときにできた構造で、柱状節理と呼ばれます。
高さは100mを超える場所があります。車で渓谷を走り抜けながら見られるので、特別な場所に行かなくても眺められます。
見どころとして名前が付いている区間があります。
- 大函 — 広く開けた場所から岩壁を見る
- 小函 — 狭く切り立った区間
2つの滝
渓谷に2つの大きな滝があります。
- 流星の滝 — 一筋に落ちる
- 銀河の滝 — 細く分かれて落ちる
この2つは近い場所にあり、同じ駐車場から見られます。「双瀑台」という展望台から両方を同時に見られますが、上まで登る道があります。
冬は滝が凍ります。水量が多いと完全には凍りませんが、周囲が氷に覆われた姿になります。
ロープウェイ
温泉街からロープウェイが出ています。大雪山の黒岳の方向へ上がる設備です。
- 標高を一気に稼げる
- さらにリフトで上へ行ける
- 上に散策路がある
- 登山の起点にもなる
紅葉の時期(9月中旬〜下旬)がもっとも人気です。日本でいちばん早い紅葉が、ここで見られます。
注意点は気温です。上は平地より10度以上低くなります。夏でも上着が必要です。
季節ごとの様子
| 季節 | 見どころ |
|---|---|
| 春(5〜6月) | 新緑と雪渓。空いている |
| 夏(7〜8月) | 高山植物。涼しい |
| 秋(9〜10月) | 紅葉。もっとも混む |
| 冬(1〜3月) | 氷のまつり。凍った滝 |
5月は雪解けの時期です。水量が増えて滝の迫力が出ますが、高い場所はまだ雪に覆われています。
氷のまつり
冬に、氷で作った建造物を並べる催しが開かれます。1月下旬から3月にかけての期間です。
- 氷のドームやトンネルに入れる
- 夜はライトアップされる
- 花火が上がる日がある
- 入場料がかかる
氷の中を歩くので、滑らない靴と完全な防寒が必要です。層雲峡は内陸の山間部で、夜間は−20度を下回ることがあります。
泉質
単純温泉や硫黄泉が湧いています。宿によって引いている湯が違います。
日帰り入浴を受ける宿と、公共の日帰り施設があります。受付時刻は午後早めに終わることが多いので確認してください。
無料の足湯もあります。
温泉街の規模
渓谷の底という地形のため、温泉街は細長く、範囲は限られます。
- 宿が十数軒
- 飲食店と土産店が少数
- コンビニがある
夜に出歩く場所は多くありません。食事は宿で取る前提で組むほうが無理がありません。
観光案内所があり、ロープウェイの運行状況や遊歩道の情報が得られます。
アクセス
| 出発地 | 所要 |
|---|---|
| 旭川 | 車で1時間半前後 |
| 旭川空港 | 車で1時間半前後 |
| 札幌 | 車で3時間前後 |
| 網走・北見方面 | 車で2時間前後 |
旭川から路線バスが出ています。本数が限られるので時刻表を確認してください。
層雲峡は石北峠を越える道の途中にあります。旭川と道東を結ぶ経路上にあるため、移動の途中で1泊するのに適しています。
紅葉の時期の混雑
9月の連休は混みます。
- ロープウェイに待ち時間が出る
- 駐車場が埋まる
- 宿が早く埋まる
対策は時間です。ロープウェイの始発に近い時間に上がると、待たずに乗れて空気も澄んでいます。午後は雲が出やすいです。
冬の道路
渓谷を通る道は、冬に落石や雪崩への対策で通行規制が入ることがあります。
石北峠を越える区間は、吹雪で通行止めになります。冬に通過する予定なら、当日の道路情報を確認してください。